日本料理でよくある食い合わせ

 上海の日本料理屋の昼の定食を頼むと、日本の常識では食い合わせが悪いといわれる組み合わせが平気で同じ盆に登場したりする。

その代表的なものが「天ぷら」と「スイカ」である。

 メインで頼む天ぷらのほうは仕方ないにしろ、店側がサービスのつもりで出すスイカのほうは配慮が足りないといわざるを得ない。
 実際に、天ぷらとスイカは水と油で消化に悪く、胃の働きを悪くすると言われている。

 しかし、食い合わせに関しては店のことばかりを責められるわけではない。

 上海の日本料理屋で、夜の食べ飲み放題でどんどんいろんな種類の料理を頼むとき、その中にも食い合わせの悪い組み合わせが混じることがあり、自分で気をつけなければ食い合わせによってお腹を壊したりすることもありうるからである。

 例えば、天ぷらと氷水などの冷たい飲料、あるいはスイカなどはかなりの確率で同時に口にしている。

 そんな食い合わせを自ら行っておきながら、後で胃の調子が悪くなったりお腹を壊したりすると中国の衛生事情のせいにして「あの店の食材は腐っている」と店の悪口を言ったり中国はやっぱり駄目だと嘆く人が結構いる。

 確かに上海の食料衛生事情は日本に比べて良いとは言えないが、上海の日本人が頻繁にお腹を壊す理由は必ずしも衛生状態のせいばかりとはいえない気がするのである。

 ネットで調べたところ、悪い食べあわせには「蛸と蕨」、「胡桃と酒」「蟹と氷水」などもあり、これらも日本料理の食べ飲み放題の中身に含まれていれば誤って食べてしまう可能性も大いにありうる。

 またビールとスイカも相性がよくないようで、上海に来た日本人がわたり歩く日本料理―KTVのルートで必ずといってスイカは登場し、ここに上海蟹などの蟹とビールが組み合わせれば、体に与える悪影響は大である。
 ちなみに蟹と氷水は体を冷やすのでよくないとされている。

 はじめて上海を視察に訪れて、食事に気をつけたはずなのにやっぱりお腹を壊したり体調を崩したりしてしまい、上海の衛生事情に疑心暗鬼になってしまった人はもう一度自らの食行動を振りかえって欲しい。

 ビールとともにスイカをばくばく食ったりしてなかったか?
 蟹を食べながら冷たいビールをグビグビ飲まなかったか?
 夏の暑さに負けてペットボトルの水をがぶ飲みしなかったか?
 そんなことをすれば日本にいても体を壊す食行動なのである。

 つまり上海では衛生状態への警戒も必要だが、食環境がある意味安く恵まれているだけに自らの食行動についても自戒が必要なのだ。

 ちなみに、一般に食い合わせの悪いとされる鰻と梅干だが、Wikipediaの記載によると「ウナギの脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良を起こす」とされた。
 ただし実際には、酸味が脂の消化を助けるため、味覚の面も含めて相性の良い食材である。」とのことである。

 食べ飲み放題の店では、日本ではありえない価格で色んな贅沢な組み合わせが食べられるが気をつけないと思わぬ落とし穴にはまるということである。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA




Booking.com