ブログ上での固有名詞は命取り

先日、友人が自分のブログ上で仕事の交渉先の固有名詞を出してしまったため、交渉打ち切りとなりその友人も会社をクビになったとの話を聞いた。
 友人は特に悪口を書いたわけではないのだが、相手先は業務交渉していることが不特定多数に知れるわたること自体に不快感を示し、そのような業務マナーのない会社は危なくて信用できないと、交渉を打ち切ってしまったというのである。

友人はまさか自分のブログがそんな相手先の人に読まれるとは思わないし悪口でもないから大丈夫であろうと思って書いたらしいのだが、運悪く相手先の会社の知れ渡るところとなり、交渉を打ち切られてしまったようだ。

 ネットでブログなどを書く場合、どんなにのアクセス数の少ない場所であっても、ネットに乗せる以上世界に公開したと同じである。日本では個人情報保護法の施行で、個人情報についてはその保護の意識が浸透しつつあるが、法人については公人扱いでプライバシー意識が薄い場合がある。

 しかし法人は法人なりのプライバシーがあり、ましてや発表前の交渉ごとについては、特に許可をとった場合でなければ、その存在さえぺらぺら軽々しく話したりネットに書いたりするものではない。ましてや自社の自慢に使うようなことがあったら愚の骨頂だろう。

 私もブログを書くとき、誰でもが知りえるような情報は除いて、固有名詞を文章上に載せるときは気を遣っている。中国も以前よりは情報管理に関して考え方が少しずつ深まっている。それだけに今後固有名詞の出し方には気を遣いたく、私も同じ轍を踏んで、相手に迷惑がかけることのないように気をつけたい。





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