上海地下鉄2号線の車庫をようやく発見

 上海に来て15年を超えて、ほぼ毎日のように地下鉄2号線を利用していたが、この2号線について車庫がどこにあるのかは私自身の長い間の疑問だった。

 市内から浦東空港へ行く途中の遠東大道駅のところに車窓から一か所引き込み線が見え車庫に繋がるのは知っていたので、まああそこには車庫があるのだろうということは知っていた。
 しかし、2号線は東西に長い路線なのであり、その遠東大道駅というのは東に寄り過ぎているので、2号線全体を賄うには端っこ過ぎると感じていたのである。
 しかも浦東空港側の区間は比較的新しく開業した区間なので、この区間が開業するまではその遠東大道駅の車庫では役割を担えないはずなのであり、どこか別の車庫があるはずだと考えていた。
 しかし2号線全体をくまなく利用しているわたしではあるが、沿線にそんなスペースは見たこともなく、答えがみつけられずにいた。
ひょっとして秘密の地下車庫があるのではとまで考えたが、まあ日常生活において地下鉄の車庫の位置などは知らなくても不都合のない知識なので、長年特に追求もせず過ごしてきたのである。
 
 ところが過日に淞紅路駅で始発列車を待っていた時のことである。
 ここの駅は駅の西側に引き込み線があり、東から来た列車がこの引き込み線を使って折り返し運行をよくしていたので、この時も折り返してくる列車を待っていた。
この引き込み線は折り返し専用で行き止まり構造になっていると思っていたので、ホームの端っこから引き込み線の方を覗き込み、折り返してくる様子を観察しようとしていた。

ところがトンネルの奥の方を、目を凝らして見ていると折り返し列車ではなく新しい列車のライトが奥から入ってくる様子が見て取れた。

「何?あの列車はなんだ?」

そして新しく奥からやってきた列車が始発列車として入線してきた。
このトンネルは行き止まりではなかったのか?

この駅を利用して何年来にして初めてここのトンネルが行き止まり構造ではなかったのを知った。
では、あのトンネルの先はどこへ通じているのか?
列車が供給されてくるのだから、恐らく車庫に違いまい。
ようやく長年の疑問がここで解けた。

早速家に帰ってからネットで周辺をくまなく探したところ、地図上には見つけられなかったが、航空写真上に車両基地の姿らしきものを発見した。
外郭環状道路のすぐ外側に位置する場所である。

 「おお、ここにあったか。」

ようやく長年の疑問が解けた。
ただ場所は分かったが確認するほど気楽な場所にはなさそうであり、航空写真で確認できたのでその場はそこで良しとした。

地図マニア的な私としては、気楽に行けるなら確かに2号線の車庫であることを確認しに行きたい気持ちもないではなかったが、駅からも遠いのでそこまで追求するほどの価値観は感じなかったので、この時はこれ以上の追及はしなかった。
ちなみに航空写真から推測すると、すぐ北側をやはり東西に走る13号線の車庫も隣接してここに設置されているようである。
これもあくまで推測であって、中国には日本のような鉄道ファンの趣味サイトがあふれているわけではないので、情報の答え合わせに意外と苦労するのが中国の情報環境である。

そんな環境なので結局その後1年くらい実地確認は放置してしまった。

 ところがその後、最近になって良い緑道の散歩コースを見つけたので、歩いてみたところ、ひょっこりその車庫のそばを通ることになり、思わぬところでミッション達成となった。
 (このコースについては後日紹介予定)

 まあ、塀がかなり高いので中の様子はほとんど窺い知ることは難しいが、運がよければその散歩コースから列車の上半分くらいは少しだけ見られる状況である。
緑色のラインが見えたので2号線の車庫で間違いないようである。

上海地下鉄2号線の車庫の車両

テスト運行中の車両

 これを確認できたからどうだってことはないことではあるが、何となく達成感を得ている自分がいるのである。





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