肌色とは言わない時代

 先日インターネットの放送?(YOUTUBEではない)を見て、初めて知ったのだが、20年前くらいより学校では「肌色」という言葉を使わなくなったそうだ。
というか使えなくなったとうのが正しいかもしれない。

 「肌色」つまり肌の色というのは人それぞれ違い、人種などによって全く違うので、一つの色を「肌色」ということは不適切だという話になったのだそうだ。

画像はイメージ

 私の世代では、あの浅黄色というかベージュ系統の色は、クレヨンでも絵具でも肌色と呼んでしまっており、自分が黄色人種などという自覚もないままその言葉を使っていた。
 もちろん、世界には肌の白い白人や、肌の黒い黒人がいるということも知っていたが、単なる固定観念で使っていたというのが、正直なところである。

しかし今やそんな言い訳が通用しない時代ということらしい。

 そう言われれば中国へ来る前ではあるが、母校の高校には黒人系の血筋を持つ後輩がすでにおり、その後輩の肌の色は黒っぽく、もはやアジア系の色ではなかった。
 あのような後輩の前では昔の肌色は肌色ではないのである。

 こういった事実を知らないのは自分だけかと思いきや、日本の某大手コンビニでも、その新しい常識を知らない担当者がいたようで、うっかり「はだいろ」と表記した商品を流通させてしまい、回収されたということがニュースになっていた。
 
 ちなみに、従来「はだいろ」と呼ばれていた色は「うすだいだい色」とか「ペールオレンジ」などと、色鉛筆会社などでは呼び換えているそうだ。
 
 また中国語も同様に「浅橙色」というのがだいたい該当の色ということらしい。

 何十年も使ってきた言葉なので、突然使えないといわれても戸惑うばかりではあるが、社会がグローバル化するにつれ、子供の時教わってきた常識が、非常識になっており、気をつけなければいけない社会になってきている。





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