人からクリスマスイベント用のBGMが欲しいと言われ、パソコンの中にあるそれっぽい曲をかき集めてクリスマスアルバムを作ってみた。
最初は伝統的なスタンダード曲のオケ演奏版を集めてみたが、ある意味ちょっと単調になりすぎてしまった。
そこで洋楽の有名な曲、例えばジョンレノンとかワムとかを混ぜた。
さらにクリスマスとは関係ないが、セリーヌディオンとホイットニーとか歌声が綺麗な歌手の曲をいれてみると、かなり雰囲気は出る。
まあこれだけでもずいぶんクリスマスっぽくなったのだが、BGMとしてリピートするには少し尺が足りず、渋さも欲しいなと、シナトラのホワイトクリスマス、さらにプレスリー、ダニエルクラールと、「ホワイトクリスマス」を連発してみた。
不思議なことに同じ、「ホワイトクリスマス」の曲なのに歌手が違うと全く違う曲に聞こえ、連続で聴いても苦にならない。さすが力量のある歌手は違う。
そして透明感のあるケルト系の音楽としてエンヤやケルティックウーマン、挙句の果てに「冬のソナタ」や「北の国から」なんかも混ぜ込んでみた。
結局トータル2時間分にもなった。
まあ節操のないクリスマスソング集になってしまった感はあるものの、BGMというのはじっくり音楽を聴くために流すわけではないので、雰囲気を作れて単調にならないという面ではある意味成功した感がある。
実は今回このBGMを使ったイベントは自分も参加したので、自分も一緒になって昨日このBGMの中で食事をした。まあ案の定、みんな大して聴いていないがトイレとか静かなところではよく聞こえる。
まあBGMとはこんなもんだろうと思っていった。
ところが、なんと途中でお店のシェフがこのCDを欲しいと言ってきた。
選曲がいいといってくれたのである。
おおっ!
寄せ集めに過ぎないCDだが、評価されてしまうとこちらも気分がいい。
そんな好評価に気をよくした私はほろ酔い気分も手伝って、なんとそのCDを気前よくプレゼントしてしまった。
まあ音楽のデータはあるので複製は幾らでもできるし、出費はディスク代くらいなものなので大したプレゼントじゃないのだが、喜んでもらえたことが嬉しいのである。
昔取った杵柄もどこかで役に立つものである。
でもそのCD、次のクリスマスまで使えませんからね(笑)