コロナ禍での里帰りトラックとかは難しいのか?

 新型コロナの日本国内での感染拡大が止まらない中、日本が全世界からの入国禁止を宣言してしまったため、我々海外に住んでいる者にとってはますます故郷への道が遠くなってしまった。

 一応中国では日本との二国間協議による措置があり、レジデンストラックビジネストラックという名称で、渡航の道が開かれているが、やはりハードルが高くおいそれと利用できるような状況にはない。

 ほぼ14日間の隔離が必須な状況では、日々の仕事や生活を考えると、それだけの時間を渡航のためにだけ割当てられないからである。
 日本で年末年始に帰郷する人が多いように、中国でも2月の春節(旧正月)には帰郷する習慣があり、それぞれ故郷を離れて働いている人が両親や家族の元へ戻る時期となる。

 今年もそういった機会を求めたいのだが、現状は叶えられそうにない。
 同様の境遇の人は実は日中それぞれに大勢いる。

 私の知り合いだけでも日中両国に何人もいるのである。

 もちろん片道切符で良ければ、思い切って国境を越えられなくもないのだが、往復となると隔離などで時間を取られすぎてしまうので仕事や生活への影響が大きすぎて、越えられないのである。

 結局は家族に長い間会えない時間が続いてしまう。
 
幸い現代社会においては、通信技術が発達しているので、LINEやWechat等で顔を見ながら会話は出来るので救いではあるのだが、そばに帰れない事には変わりはない

 さらに私事でいえば、結婚すらしていないので、家族のいない孤独感をたまに感じている。

まあ同僚や上海での仲間は大勢いるで、日常が全く孤独という事も無いのだが、家ではやはり一人なのである。

 もちろん結婚していない事は自己責任でしかないのだが、理由はともかく家族の暖かさからは遮断されてしまっている。
 そう思うと、上記のレジデンス・ビジネスの他に、政府間で里帰りトラックのようなものを設けてもらえないものかと考えてしまう。

 隔離型タクシーやバスを準備していただき、GPS機能付きの発信機を持たされても構わないから、提出した計画の通りに行動して、1週間くらいでそれぞれの生活拠点へ戻るようなプランである。

 何回もPCR検査を受けて、指定場所での隔離された状態での面会であっても、家族と会えて生活にも大きな影響が出ないなら大したことではない。

 飛行機も専用のチャーター便を仕立てればそんなに難しいことではないような気がする。

 日本の感染状況が落ち着かないため難しい要望かと思うが、もし今後も長期に渡航が止まるようなら是非検討していただきたい里帰りトラックである。





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