自分の会社の企業秘密を漏洩させるようで心苦しいのだが(笑)、エクセルにおける一つのテクニックを知ったので、公開する。
と、そんな決して大げさな話ではなく、調べれば一般に公開されている話なのだが、中国に来て15年目になるのに、最近初めて知った方法である。
実は自分の会社の経費精算書式が、エクセルで作成されていて、ずっと気にも留めていなかったのだが、普通に漢数字変換されているのに気が付いたので調べてみたのである。
方法としては、実に単純で、「セルの書式設定」から、ユーザー定義させてやるだけで表記を変えてやることができる。
ユーザー定義を下記のように設定し、後は数値を直接入力するか、計算式で導けばよい。
[DBNum2][$RMB]G/標準;[赤][DBNum2][$RMB]G/標準
※コピペしてユーザー定義の欄に貼るとそのまま使えます。
この標記を細かく解説すると
[DBNum2] が大写を導くためのコマンド。
[DBNum1] とすると普通の漢数字表記となる
[DBNum3] とすると数字混じりの漢数字表記となる。
[$RMB]が通貨単位を示すコマンド。
G/標準 が数値表記を示す一般的なコマンドで、ここを替えることで小数点を揃えたり表記桁数を替えたりすることが出来るが、漢数字の時はこのままが標準だろう。
そして「;」以降がマイナス数値を示すための設定。
この場合、 [赤]となるので、マイナス数値は赤字で表記される。
以上が、今回知った漢数字(大写)への変換表示方法である。
中国へ来て、エクセル上或いは発票(領収書)への記載で苦労している方はぜひ参考にしていただきたい。