先日マクドナルドの新商品受け渡しシステムについてブログを書いたが、あればどうやら私の職場の近所だけだったようで、他の場所の店舗に入ったところ従来のシステムのまま販売が行われており、私の近所の店舗は試行テストを行なっているということのようだった。
ところで、こうやって何店舗かの異なるマクドナルドに入店していたら、あることに気がついた。
それは、商品の価格が店舗によってかなり差があるということである。
しかもこの店舗による価格差は、行政区分のような大きな地域単位とかではなく、店舗ごとの立地条件によってかなり差が出ており、距離的に大して離れていないような場所でも値段に大きな差があるようなのである。
例えば、現在マクドナルドではダブルバーガーキャンペーン中であるのだが、この商品のダブルフィッシュバーガーとポテトとコーラのセット価格は、上記のお店では24元であった。
ところが、この店舗からそれほど遠くない人の集まる上海駅南広場東側の店舗(鉄道切符売り場隣)に入ったとところ何と同じ商品が31.5元で売られていたのである。
その差何と7.5元で、実に30%も高かった。
この時は結局、あまりの価格差に馬鹿馬鹿しくなり商品を買うのをやめてしまったのであるが、直後にまた驚くべき発見をする。
このとき、こういった価格差状況をもう少し調べたいという興味が湧いてきて、歩いて行ける範囲の店舗をもう少し調べてみることにしたのだが、そこで入ってみたのが、この31.5元の店舗から直線距離にしてわずか150m程度の同じ上海駅南広場の正面のデパートの地下の店舗である。
上海浦東空港への機場5線バス乗り場の前の場所で、2店舗は非常に近いので、まさか価格が違うことはないだろうと思っていたが、早くも予想を裏切られる。
何とこの店舗では件のセットが24元だったのである。
2店舗は目と鼻の先しか離れていないのに、この価格差があることに私は思わず笑ってしまった。
確かにこの地下のお店は、地下のために立地が悪く、お客もあまり入っていなかったが、このちょっとの選択の差で7.5元とは恐れ入る商売戦略である。
で、今度は高いと言われる空港のマクドナルドの価格も知りたくなって、物好きにも上海虹橋国際空港に行ってT1の1階のマクドナルドも覗いてみた。
するとなんとこのお店では件のセットが37元となっていた。
今のところの最安値の24元に比較すると何と13元も高く、54%も差がある。
いくら空港とは言え、ちょっとボッタクリが過ぎる様な印象である。
ただ逆に言えば、空港でマクドナルド食べたいと思った場合、ちょっと離れた場所の店舗を探せば30%以上も安くなるという事を意味する。
まあ、空港には空港の需要があり、駅前には駅前の需要があるので、その場その場では一々価格差など気にしていられないのかも知れないが、同じものを食べるならなるべく安く済む方が良いわけで、焦らないで幾つか店舗を探せる余裕があれば、探せば安くなる可能性があるというのが、上海のマクドナルドのようである。
ちなみにネットで買うデリバリーの同じ商品(真ん中の写真)は33.5元で駅前より高く設定されており、配達料を別に取る以外にも価格差が存在するようであり、安上がりに食べたい時はやはり店舗に行くべきのようである。