脳の休ませ方

 仕事上で頭が煮詰まっている時には頭の思考を一旦止める時間を持つ方がいいのだが、日常の生活の中ではなかなか寝る以外に脳を休める方法がないと思っていた。

 が、先日あるストレスドッグのセミナーでいい方法を聞いてきた。

 まあ完全に受け売りになってしまうが、結構効果が有ったので紹介したい。

 方法としては実に簡単で、目をつぶって手のひらを内向きに合せて、約1ミリの間隔を30秒なり1分なり保つ。

 この1ミリの間隔というのがミソで、つまりくっつけてもいけないし、離してもいけないので、掌や指先に神経を集中させざるを得ない。 

 そうすることにより指先に神経が集中され、頭の思考が一旦停止し脳が休めるのである。

 何分も長い時間やることはないが、1分くらいやるだけで脳は相当休めるし、リフレッシュした後の再スタートは頭がかなりすっきりしている。

 これを教わって見て、いつぞや体験した気功なども恐らくこの原理を利用したものだと気が付いた。
 気功やヨガがリラックスできるのは身体に神経を集中させることにより脳を休ませることができるから、体にいい影響があるのだと思われる。

写真はイメージ

写真はイメージ

 つまりあのポーズや呼吸法は脳への働きかけに意味があり、ポーズや呼吸法だけを真似てみてもあまり効果がないのではないかという気がする。

 また私が推奨する好きな音楽をガンガンにヘッドフォンで聞くという方法も、やはり脳の活動領域の中心を移動させることによって、熱くなって混乱していた脳の一部分を休ませる働きがあるのではないかと思っている。

 いずれにしても、思考に疲れた時は時々脳を休ませてあげたほうが、作業などを進める上で効率的であり、詰め込み過ぎは良くないなと感じる今日この頃となっている。


原文





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