風邪をひかないコツ

 まあ優等生的な答えになってしまうが、それは日々緊張感を持って過ごすということになろうか?

 明日具合が悪くなって仕事ができなかったら困る、いや困らせてしまう人がいると思えば、容易に風邪なんぞ引いていられないことになる。

 誰に迷惑をかけるのか?仕事にどんな穴が開くのか?特に自分以外の替えが利かない仕事をする場合はさらにその緊張感が増す。

 迷惑をかけることは絶対避けなければならず、それを考えるとオチオチ風邪なんぞ引いていられないという心理が働く。

 つまり、死んでも体調を崩すわけにいかないとなれば(変な表現だが)、自ずと体調管理に気を使うようになる。

 例えば酒を飲み過ぎて泥酔すれば次の日どうなるか、夜更かししたらどうなるか、そしてもし自分がやるべきことを自分の寝坊や体調不良ですっ飛ばしたらどうなるか?

 それを考えると自然と体調管理の危険要素となりそうなものは避けるようになり、夜更かし、夜遊び、深酒、古い食べ物、etc..などは避けるようになる。

 以前日本で結婚式場でアルバイトをしていた時がまさにその典型で、何週間か前に担当の披露宴が決まると、本番数日前から本番当日まで体調を整えるために生モノを食べない、深酒をしない、夜更かしをしないなどの節制を行ない、当日に体調を崩すことのないようにして、新郎新婦たちの一生に一度の晴れの門出に迷惑をかけないよう気を使っていた。

 特にオンシーズンなどは3連休で披露宴7本などというとんでもない長丁場を任せられる時もあり、それを乗り切る体力が必要なことから非常に体調管理を厳格に行ない、やばそうになるとドリンク剤を飲むなどして前日までに無理やり体調を整えた。

 どうやらこの心がけは私だけではなく、結婚式場で働く司会者や披露宴を取り仕切るキャプテンなどの主要メンバーも同様の緊張感があったようで、私が5年間働いていた中で直前に彼らが急遽変更になったようなことは一度もなく、つまり皆プロフェッショナルに徹していて、本番当日に風邪など体調不良にならないよう日常から気を使っていたことになる。

 まあ逆にそれが出来なければプロとは言えないということであろう。

写真はイメージ

写真はイメージ

 現在の生活は結婚式ほど緊張を強いられないとはいうものの、やはり風邪をひいて数日寝込むなどという致命的なことは起し得ず、今も緊張感を持って仕事をしている。

 まあ疲れを感じて体調を崩しかかることは今でも何度もあるものの、仕事に対して致命傷にならないよう平日は何とか持たせ、休日に寝るなどのメリハリをつけ乗り切っている。

 もしこれが自分自身に替えが幾らでもいるポジションだったら、とっくの昔に風邪をひいて体調を崩していたかもしれないが、幸いなことに現在は全く替えが利かない業務であり、死んだり病気したり辞めたりしたら大勢の人に迷惑がかかるポジションにいるおかげで、楽もできないが大きく体調も崩さないでいる。

 風邪をひかないコツ、それは風邪を引くと迷惑をかけてしまう存在に早く気づくことである。





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