今度は韓式炸醤面(ザージャンメン)を食べに再び龍二三

 仕事で帰りが遅くなったので、再び先日の龍二三(りゅうじぞう)さんを訪れてみた。先日は店員に勧められるまま「ちゃんぽん」を食べてそれはそれで先日のブログ通り大ヒットだったのだが、実はメニュー表を見て非常に気になっていたメニューがあった。
 それは韓式炸醤面というメニューである。上海のローカルのお店で炸醤面を頼むとひき肉を塩辛く炒めたものがのっているものが多いのであるが、ここの店の写真には真っ黒な餡がのっている。

 以前このブログにも書いたが日暮里駅前の馬賊という餃子で有名なラーメン屋のザージャンメンの大ファンである私は、同じような調理方法の炸醤面を探していたのだがなかなか見つからなかった。前回ブログに書いたとき、あの馬賊さんのザージャンメンが一般的に韓式炸醤面と呼ばれているメニューであることはコメントを書いてくれた人のお陰で判明したのだが、実際に上海で韓国料理屋を巡ってもなかなか近い物にはめぐり合えなかった。韓国料理屋に行っても、冷麺、拌麺の類はあるのだが韓式炸醤面はなかなか無い。それがこの店にはどうやらあるような感じなのである。

 店について早速、韓式炸醤面を注文した。そして出てきた料理は非常にあの馬賊の炸醤面に非常に近い様相を呈している。
そして食べてみて、うん、納得そうまさにこれである。
 さすがに馬賊と全く同じ味ではなかったが、かなり近く、ほぼ同じものといえるであろう。ようやく巡りあえた(涙)
 玉ねぎと肉を黒い味噌で絡めて炒めた餡を、うどんのようなちょい太目の素の拉面に盛る。食べる際は麺とよくかき混ぜて食べるのが食べ方だ。
 餡に辛味や塩辛さはなく、どちらかというとちょいと甘めな感じか?もちおんそんなに甘いものではないが、味噌の旨味が凝縮していて、ちょっと感涙。

 そういえばこの店には炸醤面に限らず、トッポギなど韓国系のメニューが多く並ぶ。日本式ラーメン屋にもかかわらず不思議なメニュー構成だ。
この日は店のオーナーがいたのでこのメニューについて質問することができた。実はこのオーナー日本人ではあるが、韓国ソウル生まれで韓国とゆかりが深く、料理を学ぶ際にもそういう環境が強く影響し、韓国料理を作るようになったのだという。

 さらに驚いたことに日本の前述の馬賊のオーナーとも知り合いらしく、相変わらずの世間の狭さを思い知る出会いとなった。
実はこの韓式炸醤面というメニューは韓国の中華料理店にあるメニューらしく、韓国で中華料理のラーメンというとこういう炸醤面などを指すそうだ。
今回は注文しなかったが次回以降是非、その韓国版中華料理シリーズを食べて行きたく、またこの店に来るのが楽しみになった。

【龍二三(りゅうじぞう)海鮮麺館 】

上海市長寧区仙霞路750号
電話02162617617





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