4年前は北京にいた

まだ中国に本格的に来る前、どこの都市に住むべきか少し迷っていた。

もちろん仕事次第ではあったのだけれど、およそどの都市に住むにしても主要都市は一度は訪れておかなければと思い、4年前に北京を訪れてみた。

格安のチケットを探したため、MUの上海経由北京行きという何とも時間のかかるルートを選んでしまい、2泊3日ながら実質行動可能なのは真ん中の1日だけという何とも勿体無い行動日程だったが、まあ街の様子を窺い知るにはおよそ充分であった。

 今になって思うと、私が中国を訪れる直前にサッカーのW杯が行なわれていたので、今後自分が中国にいる期間の起算日を忘れたらW杯の年を起算年にすればよいことがわかりちょっと得した気分である。
 北京を訪れたのはW杯の直前だった。つまりあれから4年経ってしまったことになる。
 
 さて北京に行ったとき、一応日本で少し(といっても結構死に物狂い!)で中国語を勉強して行ったので、通訳など一切つけなかったが、やはり幼稚園生のような中国語しか話せなかったので、友達の中国人の友達を紹介していただき、結局お世話になり、かなり有り難かったのを覚えている。

 そのときの北京はオリンピックを2年後に控えて街の改造の真っ最中で、いたるところで工事が行なわれていて、結構ぐちゃぐちゃしており、そしてやたらだだっ広く、歩くのが疲れたというのが率直な感想である。

 たった1日の訪問であったがそのときの感想はというと、住めない町じゃないが、第一希望ではないなぁという感じで、中国生活をスタートさせるにはやはり上海かなぁと、そのとき6割がた腹積もりが決まった。

 そんな4年前を思い出させる夢を見たのでこんなことをちょっと書いてみた。

夢の内容は?まあ秘密にしておこう。





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