実は北京も上海もニュースよりは平穏な生活

日本のニュースをネットで見ているとテロだの厳重警備だの、中国に関して危なっかしい言葉ばかりが並び、日本にいる方から見れば相当脅威に映っているようで、8月に入って日本からの観光客が激減しているそうだ。

北京のホテルも観光客に敬遠されたお陰で、オリンピック景気の目論見が外れて逆に苦しんでいるとのことである。そのくらいニュースなどの影響によって北京や上海へ近づくことは避けられているらしい。

 しかし実際生活している我々からしてみると、ここ数日、毎日スコールのように降る夕立のほうがビックニュースなくらいで、実はオリンピックに関連してニュース記事になっているような出来事は生活のほんの一部でしかない。

 新聞記者もブロガーも中国で驚いたことや、感じたことを強調して書くのが仕事というか使命のようなもんだから、ことさら一つのことを強調して書くが、生活のリズムから言えば、オリンピック期間の前と今で特別に生活が違うようなものではない。

まあ確かに地下鉄のコンビニ閉鎖とか、荷物のX検査とか影響が全くゼロとはいえないが、日常の生活で文化や生活習慣の違いに驚かされている我々にとっては、このオリンピックに関する出来事もその延長線上程度でしかなく特別驚くものではない気がする。

だからといって北京や上海に来る方にとって安全だと保障できるものではないが、少なくとも今のところ必要以上に警戒したり避けたりする必要がない「普通の中国生活」が続いているのが素直な感想である。





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