円高にじわりと戻している

円安が進んで以降、ドル円相場の動きは毎日チェックしているのだが、今週になって円高に戻す傾向が見られている。
 久しぶりに1ドルが116円台にまで戻してきている。

 またドル円相場が円高に振れたことを受けて、当然のことながら人民元相場も自動的に円高になっており1元が18.84円台と久しぶりに19円台を割り込んでいる。

 報道では円安状況が長引いていることを受けて日本メーカーが国内へ生産拠点をシフトする動きもあるとされるが、この動きというのはやや気になるところではあろう。
 もちろんピーク時より4~5円上げただけなので、いきなりの方針転換とはならないと思うが、国内シフトを検討しはじめた担当者にとっては嫌な傾向であることには間違いなく、判断の切っ先が鈍って、しばらく様子見になる可能性はある。
 まあ、ちょっとやそっとの円高や円安では目先の生活にそれほど影響のあるものではないが、上海に来ている立場とすれば、円高にもっと振れてくれた方が何かと都合の良い面はある。

 ただ、日本全体にとってはどっちがどうなのかは実はよく分からない。

企業、特にメーカーはレートの動きに合わせて気軽に生産拠点を移すことをやろうとするが、例えば中国から日本へ生産拠点を移せば中国で失業する人が大量に出るやに思うと、やや心苦しい。
 また逆に日本で労働者を集めるということも実は容易ならざることではないかという気もする。

 アベノミクスが幾ら景気対策予算を組んで公共事業にばらまいても、建設土木業界は深刻な人手不足であると聞く。
 賃金を上げても人が集まらないのだそうだ。

 そこへ海外から工場が戻って来てももしかするとうまく人材が集まらず生産体制が成り立たないのではないかと危惧するのである。

 レートによって、賃金の国家間格差の重心は確かに変わるかもしれないが、働く人間の生活はおいそれと右から左へと動けないのであり、労働者はメーカーの思惑通りそんなに都合よく湧いては来ない。

 それでなくても日本は少子高齢化が進んでおり、中高年の工場労働者でも構わないのなら人は集まりやすいかもしれないが、若年層ターゲットでは労働者確保は容易ではない気がする。

 話がそれてしまったが、ことほど左様に為替レートは世の中に影響が出るわけであり、今後も日々注意深く見守りたいと思っている。

人民元と円の換算コンバータ設置しました。





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