先日のニュースによると、消毒液として流通しているもののうち、一部の消毒液は新型コロナウィルスに効果があるとは証明されていないものがあるとのこと。
どの消毒液かというと次亜塩素水がその有用とされない消毒液らしい。
ちなみに中国語では「次氯酸」、英語だと「Hypochlorous acid water」らしい。
いわゆる塩素系の消毒液である。
そもそも次亜塩素水として売られている商品は、成分表示も適当なものが多く、原材料やPH値表示が結構適当で、消毒液として使用するには不備が多いようである。
そのうえ、新型コロナウィルスに対する有効性が確認されていないということは、単なる食中毒予防などの消毒液に過ぎないということになる。
さらに、私も以前ここで書いたが、人体に直接使用すると常在菌を殺す可能性があり、肺などに吸い込むと肺内の常在菌を殺すことになるため、適さないようだ。
故に、例えばまな板など食品器具用に殺菌消毒する用途には容量を護って使えば有効だが、今脅威となっている新型コロナウィルスに対しては、有効とは特に言えないということになる。
まあ私も2月ころに消毒液としてスーパーで売っていたものを1本買ったが、塩素系の香りがしたため、大量には利用せず、主にカビの生えやすいような場所に限定して使っていて、人体への使用は避けていた。
人体に触れるようなものの場合はアルコール系消毒液、中国語では酒精のものを使うようにしており、これも常在菌のことを考えると、人体に大量に使うことは避けたいが、まあ直接の影響がでるものでもなく揮発も速いので、それほど心配はいらないかも知れない。
数か月前は、噴霧器で大量に消毒液がまかれていたようなニュース映像が出回っていたが、あれがどの消毒液を撒いていた状態なのかは知る由もないが、とにかく今後は同じ消毒液でも成分をよく確認してから使用すべきなのである
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