最近、上海にいる中国人たちも以前に比べれば街に対する美意識が若干向上したような気はするのだがどうも変な方向の常識というか処理に向かっているような気がする。
というのが、その美観の保ち方が日本人にとってはどうなんだろうかという方法で処理されているからである。
その一つが、道端の痰吐きが以前に比べれば非常にへっているのだが、その代わりになんとゴミ箱に痰を吐く人が増えたのである。
確かに、道端に痰を吐くよりは遥かに公共の場所に対する遠慮意識を持っているのだと言えるが、ティッシュにもくるまずそのまま痰をペッとやる姿はやはりなんだかなぁという気がしてしまう。
ゴミを処理する人のことを明らかに考えていない行動なのである。
これにも増して疑問を感じるのが、子供トイレ代わりにゴミ箱が使われているのである。
特に目立つのが地下鉄構内のゴミ箱を前にして子供を抱えて小便をさせている大人の姿である。
確かに車両内やホームに直接されるよりは遥かにマシなのだが、これとて日本人から見ると非常識だという評価からは免れない。
確かに道端の痰吐きや路上での小便に比べれば遥かに街の美化という点では役立っていると思うのだが、どうも根本の解決が行われているような気がしないわけであり、今一歩の彼らのマナー向上を期待したいところである。