今年は春節期間に日本に帰らず、春節後の一時帰国を選択してしまったので、この春節は昨年同様に居残りとなり、平時にも増して孤独な時間を過ごしている。
本来は天気でも良ければ、遠くまで行かないまでも、近郊へ出歩くだけでも気分は晴れるのだが、前回書いたように上海のこの時期は総じて天気が悪く、連日の雨で気軽に外出できる状況ではない。
しかも現在の新コロナウィルスの伝染状況を考えると、人混みをウロウロするのも避けたほうがよく、結局は必要な用事以外は概ね部屋に閉じこもりきりの状況となっている。
で頼みの綱として、インターネットで動画やラジオを聞いて時間を過ごすしかないのだが、実は現在インターネットの接続状況がすごく重い。
ご存知の通り中国では政府がインターネットを管理しているので、周囲で政治的な話題が発生したりすると、すぐに規制がかかる。
政府に都合の悪い情報がやり取りされていないか、監視が強化されるということなのだろう。
ここ1~2年でいえば、香港や台湾の問題がそれに該当し、これらの事象が発生して以来インターネットは非常に重い状況が続いている。
そして、今回の新型コロナウィルスであり、まあ好意的に解釈すればデマが拡散しないように情報にブレーキをかけているということになるのだろうか。
その結果、インターネットはいつも以上に重くなっており、例えばヤフーのメールを一通開くのに1分近くを要することもザラなのであり、個人的な大事な用事をやり取りするのでさえ、苦労している。
ただ最終的に開かないということではないので、何とか最低限の役割は果たせるのだがかなり不便な状況が続いている。
現在私が感じている状況を分析すれば、ラジコなど最新情報の配信に関わるサイトへの接続はかなり重い反面、速報性の低いYOUTUBEなどの方がまだ接続が良いという状態のようである。
それ故に、これ等に繋いで、音楽を聴きながら掃除や資料整理などの雑用をこなして、身体を休めつつも時間を無駄に過ごさないように気を付けてこの鬱々とした時間を過ごしている。