上海の一般企業に2月9日まで待機命令

新型コロナウィルスの影響で、毎日のように日本領事館や微信(WeChat)を通じて、感染状況や、政府などの対応状況が伝わってくる。
 その中で、現在中国が国全体として、春節休暇の延長を決めている。
元々は「2020年の中国の休日」で書いたように、今年の春節の連休は30日までで、31日と1日の土曜日は出勤日扱いだったのだが、これを2月2日の日曜日までの連休とした。
  
 ただ、これに関してはそもそもこの2日間に出勤する人がどれだけいたかを想像すると、大きな影響ではない気がする。
 しかし年間休日の変動になるため、この騒ぎが収まった後に、もしかすると年内に代休ならぬ追加休日出勤が増える可能性もあるかもしれない。

 そしてさらに、上海市においては一部の基幹業務を行う機関(電気、水道などのインフラ系、医療系、および食料品など生活必需品スーパーなど)を除いて一般企業は2月9日までは稼働しないよう通達が出た。

 また学校など教育機関については、17日0時以前には再開しないようにやはり通達が来ている。

 まあ個人的なことを言うと、そもそもこの期間に日本へ一時帰国を予定しているのでそれほど大きな影響は無いのだが、一般企業にとって一週間の待機延長の影響は少なくないだろう。

 特に商業系などは稼働日の減少が売り上げ減に大きく影響するので、春節に加えての休業日追加は影響が大きいと予想される。

 休業指示は目下のところの伝染拡大防止を考えると致し方ない面はあるが、休業補償などのサポートはある程度有ったほうが良いよう思うのだが、その辺はあまり伝わってこない。
 さらにこれらの対策も、今後の感染状況の拡大によっては延長される可能性も無きにもあらずで、しばらくは上海でも落ち着きのない状況が続く。





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