毎日のようにインフルエンザのニュースを目にすると少々食傷気味になる。
亡くなっている人には悪いが、なかなか自分の身に危機が迫っているという実感もないためか、これらのニュースはもう右から左へスルーしている。
また領事館からもほぼ毎日のように詳しい情報が発信されているが、作っている人には悪いがこれもほとんど読まなくなった。
こうなってしまうとオオカミ少年の発言と同様で、一つ一つが真実であっても受け流す癖がついてしまい、本当に大事なニュースが混じっていてもスルーしてしまう自分がいそうでとっても怖い。
まあ、そのあたりはニュースを出す側も心得なければいけないことであり、毎日一人ずつ死者が出たとて、新たに大きな展開が無い限り、報道方法は考えるべきであろう。
オオカミ少年の話は元々は嘘であったが、こちらのニュースは真実であっても食傷気味になっており、同じ様な教訓を与えてくれている。
こうなってくるとつまりオオカミ少年の教訓は、嘘をつき続けることが悪いというよりも、単調な情報発信は情報効果が無くなるというポイントの方が大事だという気がしてくる。
まあ子供にはそんな教え方は出来ないかも知れないが、どうやら大人はそう覚えた方が良さそうな気がしている。