嘆く前に手は尽くしたのか?

 今回の選挙において大量の民主党議員が当選した代わりにほぼ同数の与党議員が落選した。

 落選した議員はもちろん落胆しているだろうし、嘆いているに違いない。

 しかし伝わってくる落選者のコメントを見ると、「何か分からない風が民主党に吹いていて、それに勝てなかった」といったような敗因をつかみきれていないコメント記事を多く目にする。

 これを聞いて、ああ彼らは落ちて当然だなという気がした。

 何が悪くて何が敗因なのか全く分析できていないのである。

 逆にその分析さえ出来ていれば、有権者の心理や意向を汲み取って選挙に勝つことが出来たかもしれないなと私は思う。

 そんなものどうやって知れというのだというかもしれないが、世の中で頻繁に世論調査やアンケート調査は行われており、有権者の意向を知りうる場はいくらでもあるのである。

 にも関らず、結局落選した議員はそういった状況を分析していないのか、知ってても自分の主張を通せば何とかなると思っているのか、状況に対して何の対策もなしに投票日を迎えて落選という結果を招き、「何か分からない力と戦った」となってしまうのである。

 つまり私は今回の選挙の結果は立候補者個人の努力不足も多分にあり、民主党の勢いや麻生総理のせいにばかりにするのはいかがなものかと思うのだ。
 本人にまだまだやるべきことがあったはずだ。

 また議員に限らず一般の人の中にも、状況が悪化してもろくに分析をせず、諦めがいいというかただ嘆くばかりの人がいる。

 そういう人を傍から見ていると、状況分析どころかろくに手を打とうとせず、ただ状況悪化におろおろしている。

 確かに手をいくら打ったところで焼け石に水の場合もあり、状況の打開にはならない場合もあるが、多くの場合、嘆く前に打つ手尽くす手はいくらでもあるように思う。
 打てる手は一つじゃないし、一人で考えて分からなければ協力者と一緒に知恵を絞るべきなのに、ただただ悪い状況を嘆くだけでほとんど何もしない。

 何もしなければ何も変わらないのは当たり前で、悪い状況に遭遇したならば、まずは嘆く前に冷静になって尽くせる手は無いかよーく考え、思いついたらどんどん行動すべきであろう。

 もがいているうちに活路が見えてくる場合もある。

 とにかく嘆くヒマがあったら状況を分析して手を尽くすべきである。
 やるべきことをきちんとやっているかよく考えるべきである。





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