職責を優先したのは懸命な判断

 ちょっと前のニュースになるが、先日財務大臣の野田さんが、アメリカ国債の格下げ状況を受け本来するはずだった党の代表選の出馬表明を見送り職責を優先したという話を聞き、ちょっと感心した。

 野田さんは元々私の地元の出身ではあるが、本人には悪いが華がそれほど無いというか、注目した存在ではなかった。
 ポストKさんとして名前が取りざたされてからも、リーダーとして果たして適格者なのだろうかと疑問符が外れぬまま彼の存在を見ていた。

 そしてあの日にあの状況が発生して出馬表明をしなかったのだが、そのことについて彼の周囲はタイミングが悪すぎると嘆いていたそうだが、私は寧ろ彼が目の前の職責を優先したことによって、彼が出馬表明を行って個人の自己PRを行うより彼の株が上がったのではないのかと感じ、少なくとも私個人の中ではあの行動で彼のポイントは上がっている。

 彼はその場の状況において何が大事で何が優先すべき事柄なのかをきちんと理解しており、自分がいるポジションの重さを良くわきまえていることがあの行動振りからわかったからである。

 もし、彼が自分の置かれているポジションの重みや状況の本質を理解していなかったら彼は個人の事情を優先してさっさと出馬表明したであろう。

写真はイメージ

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 自分のポジションや現状の職責を理解して行動するということは非常に大事なことであり、現首相のKさんがそういった状況判断ができないことにより現在の混乱を招いたことを考えれば、少なくともKさんよりは圧倒的に世間の状況を理解し職責を果たすことに誠実な行動をする人間であることがわかる。

 もちろん、彼の政策的な考え方がベターなのかどうかはまた別の次元で判断しなければならないが、少なくとも目の前に本来やるべき仕事があるのにその職責をほったらかして個人の行動を優先したり、状況にそぐわない行動をして自分だけの正論を振りかざす人より圧倒的に信用ができる。

 そういった意味で、彼が自分のPRを後回しにして職責を優先して行動しているのは懸命な判断で、今回の代表選にもプラスに働くことであろう。

 まあ代表選自体は相手があることなので、相手との相対評価になり実際はどうなるかわからないが、彼のPR下手な点をカバーしてくれるブレーンをうまく見つけられれば、日本のこの国難を乗り切るために必要な人材として首相についていただいても良さそうな印象はある。

 ただ問題はその職責を優先して行動している彼の価値を理解できる人が、どのくらいあの党やマスコミそして国民にいるかである。



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