ビルの谷間の春節花火の衝撃

今年も春節を迎えました。昨年の春節も上海で迎えましたが、
今年はどこで過ごそうか、どこで新年の瞬間を迎えようか考えましたが、結局、昨年の春節で人生観ひっくり返るほどの衝撃を受けた上海でまた迎えることになりました。
 2月6日の夕方から、というか数日前から既に断続的に花火は打ちあがっており街中戦争中のような爆音が鳴り響いておりましたが、昨年の衝撃に比べればこんなものは序の口で、迫力に一歩も二歩も欠けている感じがしたので、結局今年もあの衝撃を求めて同じ場所に行くことにしました。
 その現場は南京東路のすぐ南側の九江路の路上の浙江中路と広西北路の間くらいの位置の中福大酒楼の真ん前です。
現場はココです。

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夜23時に昨年の現場に着いたとき、遠くからの爆音は沢山聞こえていたのですが、肝心のその現場は花火を準備している様子もなく平和な普通の夜の通りの風景が広がっており、あれ今年はここではやらないのかな?と不安になりました。
 折角の新年の瞬間が盛り上がらないのでは意味がないなと思い、場所を変えようとも思いましたが、まだ一時間あったのと、昨年の凄さが忘れられない迫力として残っていたので、近くのマクドナルドで時間を潰して待つことにしました。
 そして新年を迎える15分前に再度同じ現場に行って見たところまだ花火そのものは始まっていないものの、爆竹を歩道に並べて準備している人の姿がありました。およそ50Mに渡って爆竹の列が3列準備され、更に歩道に沿って角を曲がって20M、トータル70M程の爆竹が並べられました。「これは昨年の再現が絶対ある!」そう確信しました。
 そう思った瞬間なんと中福大酒楼のロビーから通常は客のスーツケースを乗せるキャスターワゴンに載せられた山積みの花火の箱が出てきました。凄い量です。
 そうです、昨年のここの花火はそのホテルが総出で準備していたものなのです。

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そうこうしているうちに先に九江路の奥のメリディアンホテル側から始まりました。
 とうとう待ちにまった昨年の衝撃の再来です。
交通事情に構わず道の真ん中で始められた打ち上げ花火は九江路の車の往来を止め、バスやタクシーが打ち上げを見学しています
 狭いビルの谷間にどかどかと花火が打ちあがります。建物と建物の間の狭い空間で共鳴して凄い迫力です。
そして新年を迎える5分前くらいからとうとう中福大酒楼前で打ち上げが始まりました。テレビで見た戦争中の地対空放火ミサイルのように次々と発射されています。
戦争のニュース報道以外でこんな光景を見る事はありません。しかもものすごい接近していますので、花火の華は頭の上に覆いかぶさるように広がります。同時に打ち上げの紙くずもいっぱい飛んできます。ビルの谷間の轟音で物音がほとんど聞こえない状態になりました。これでもかこれでもかとどんどん打ちあがります。そして追い討ちをかけるように先ほど準備してあった爆竹が破裂し始めました。

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もう音の洪水です。自分が今何をしているのか分からなくなるほど、花火の閃光と音の衝撃が自分を襲います。耳を塞ぐという作業が意味をなさないほど凄い衝撃です。
また花火が出す煙で辺りがぼやけ視界がどんどん悪くなり、こちらの呼吸も苦しくなります。地球の終わり宇宙の始まりかという勢いで、油断をすると意識を失ってしまいそうです。さらに凄いことに、この状況にも関わらず打ち上げの花火から1mも離れていないところをバスやタクシーがすり抜けます。昔の西部警察か特撮映画のようです。
こんな時間がトータル何分くらいでしょうか?恐らく20~30分だと思うのですが、こちらは花火の衝撃で時間の感覚を失わさせられているので正確なところはわかりません。もしかすると中国人はこういうタイムトンネルのような感覚を潜って新年を迎えようとしているのかもしれませせん。除夜の鐘で迎える日本の新年とはどうしてこうも違うのでしょうか? 
  結局二年連続で同じ場所で新年を迎えてしまったので、他の場所の新年の瞬間がどのような状況か分かりませんが、ここは恐らく中国で、一二を争う衝撃的な新年瞬間の空間だと思います。
  こうして中国は新年を迎えました。また花火の衝撃は来年までお預け?いえいえあと一週間は爆竹の音に悩まされ、寝不足の時間が続くのです。



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