中国の発票(領収書)の発行機はかなりアナログ

 中国で飲食店などで食事をした際には、当局発行の公式領収書(発票=ファーピャアオ)を要求することがあるが、あの発票を発行する機械は、結構アナログな仕組みのように見える。
 データこそ、自動集計され税務署へデータで処理されるようになっているが、例えば、印刷される紙は複写式のロールカーボン用紙であり、ややアナログな印象を持つ。
 お店控え分とお客用の領収書が同時に印刷され、内容に差が無いようになっている点は評価できるが、今時は複写式でなくても同じものは打ち出せるはずである。

 で、その領収書の発行の際に、個人用と会社用があるのだが、個人用はともかく会社用については、宛名として中国語の会社名を全部打たなくてはならない。
 1字違っただけでも税務署に経費として認定してもらえないようなので打ち込みを行う方は結構神経を使うし、受け取った方も念入りにチェックする。
 フルキーボードで打つ機器もあれば、いわゆる携帯打ちで文字を呼び出して会社名を打っている機器もある。
 で、私の会社でも同様のことをよくやってもらうのだが、社名に中国人にとって見間違い易い字があるようで、時々それを指摘して直させたりもしている。
 こんな時によく思うのは、会社名を登録したバーコードやカードのようなものを予め準備し、スキャンしてもらえばそのまま会社名が印字されるような仕組みは導入できないのだろうかということ。
 つまり、お客は自分の会社の名前が登録されているカードを常に持ち歩くだけでよく、領収書を要求するときにカードをお店に渡せばいいのである。
 こうすることによってタイプミスはなくなるし、時間短縮にも繋がる。

 税務署にとってもこういった仕組みを導入しても、何か不正の温床になるようなことは考えにくいと思われるし、コスト的にもそこまで膨大になるとは思えず、むしろ積極的に領収書をもらう人が増えれば税収の増加にもつながるのではないかという気がする。

 また例えそのカードを紛失して他人が使用したとしてもほとんど意味がないわけで、やはり不正にはつながらないだろう。

 そう考えると、あの領収証発行機はまだまだ進歩の余地があるということになる。
 





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