ルームシェアだらけの中国の住宅事情

 最近気がついたのだが私の隣の部屋には何人もの人が生活している。

 若いお兄ちゃんからおばさんまで7~8人見かけた。日本のように引越し挨拶なんぞろくにしないからどんな人が住んでいるのか全く分からない。

 全部同じ家族かといえばそうでもないようだ。どうやら隣の部屋は複数組の人間でルームシェアされている。私が引っ越してきてからその構成が入れ替わったのかどうか分からないが、とにかく一組ではない。

 中国ではこういったルームシェアが当たり前に行われている。特に上海では家賃が高いということもあって、そこそこの収入がないと一人で部屋を借りられないのだ。

そう考えると、一人ですんでいる私なんかはひどく贅沢者ということになる。

中国人の友人に聞いた話では、こういうルームシェアの場合まず家主に家賃を直接支払う第1借主がいて、その下にルームシェアをする第2借主が入り、第1借主に負担分を払う。

つまり正確に言うとルームシェアではなく「又貸し」の状態なのである。

 このあたりどういった契約状態になっているかまったく分からないが、又貸しはいろいろトラブルの元になりやすく、防犯の面からみても好ましい状態ではないのは明らかなのは中国人たちも分かっているとは思うが、上海の住宅事情では致し方ないようで、ネット上の掲示板などに盛んにルームシェアパートナー募集の告知が出ており、この形態は常態化しているようだ。

 日本では「隣の人は何をする人ぞ」という都市のコミュニティ崩壊を揶揄する言葉が流行ったが、中国の都市では「同じ部屋の人は何する人ぞ」という疑心暗鬼に駆られながら毎日暮らしているのではないかと想像すると他人事ながら気の毒に思ってしまう。



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