日本と中国の往復など航空機を利用する度に毎度煩わしく感じるのは空港のセキュリティ検査である。
もちろん、安全な運航のために協力は惜しまないのだが、セキュリティチェックの場でモタモタするのは格好悪いし、後ろの人が気になるのでなるべくスマートに済ませたい。
そのため、航空機を利用する際は、私は次のように事前の荷物の振り分けや荷造りに気を配っている。
① リチウム電池を含む製品は一つの袋にまとめておく
つい先日も「厄介なリチウムバッテリー製品」で書いたが、リチウムバッテリー製品は預け入れの委託荷物に含めることができないため、手荷物に含める必要がある。
(リチウムバッテリーは条件を満たせばEMS等でも送れるということを最近知った)
さらに安全検査の際にはカバンから出すことを求められるため、私はこれを逆手に取り、予めスマホやノートPCなどリチウムバッテリー製品をショッピングバックなど一つの袋にまとめておき、一々カバンの中から取り出さなくても済むようにしている。
これにより毎回カバンの中をかき回す必要がなく、その袋の中身だけ展開するようにすると、比較的スムーズに検査を受けられる。
② 傘はなるべく預け入れ荷物へ
意外と見落としがちなのが傘の扱いである。
傘は委託荷物に含めて差し支えないのだが、移動日の天候によっては折りたたみ傘を手荷物カバンに含めることもある。
しかし傘は安全検査においてやはりカバンから出すことを求められるため、予め①で書いたリチウムバッテリーの袋側に入れて運ぶようにしている。
こうすることにより、チェックのやり直しをせずに通過が出来る。
③ 飲み物は水筒で準備。
以前、「飛行機搭乗には水筒が便利」でも書いたが、液体はセキュリティチェックにより機内に持ち込めないため、手荷物で水筒を準備しておくと便利である。
こうすると、検査を受けるときに直前に中身を捨てても、検査後のエリアで飲料水を注ぎ足すことが出来、そのまま航空機内に持ち込むことが出来る。
④ 乗り継ぎ便利用の場合は買い物に注意
私は移動予算の都合上、経由便を利用することが度々あるが、その際には直行便とは違った事態が発生する。
どういうことかと言えば、乗継便を利用する場合はトランジット空港で再度セキュリティチェックを受ける必要があるからである。
最初の飛行機の時に一度検査を受けているのに何を心配する必要はあるのかと言われる方もいるかもしれないが、一度検査を受けた後に免税店で香水やお酒などの液体物を買い物してしまうと、それは2度目の搭乗セキュリティチェックの対象になってしまうので基本的に放棄させられてしまう。
従って乗り継ぎがある場合は液体の免税品の買い物は最終搭乗便のセキュリティチェックを受けた後に買うべきなのである。
その他の荷物振り分けの注意
そのほか、ある程度常識になっているのでわざわざ記すことでもないかもしれないが、一応念のため記しておく。
⑤ 液体品・刃物類は預け入れ荷物へ
液体品・刃物類は手荷荷物として機内に持ち込めないので、運ばないのがベストであるが、運ぶ場合は委託荷物の中に入れる。
セラミックナイフ・十徳ナイフ、缶切りなども同様で、機内に持ち込めないので委託荷物の中に預けることになる。
日中間で刃物を持ち歩くことは滅多にないのだが、一度ハサミをカバンに入れてセキュリティに臨んでしまったため、チェックを受けて放棄したことがある。
⑥ 委託荷物の重量は事前にチェック
委託荷物や手荷物の重量や大きさに対する規定は、航空会社によって微妙に違うので事前にチェックしてから搭乗をお勧めする。(「LCCは往復で買わない方がいい」もご参考に)
そして航空会社によって、手荷物重量への厳しさも違ったりする。
またPCは身の回り品として手荷物のほかに持ち込んでも構わないが、個数に制限があるなど航空会社によって扱いが違ったりするのである。
そしてこれらの荷物は体重計などを使って、事前に重量チェックをして置き、余裕を持った重量に抑えて空港へ向えば現場で慌てることもないと言える。
これらが、航空機利用の際に私が注意している点である。参考になれば幸いである。