季節外れの重陽節

 先日の「9月9日」はちょうようせつと呼ばれ、桃の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)、七夕(7月7日)に続く、奇数が重なる日付として。節句となっている。

 この節句も例にもれず、新暦(太陽暦)施行によって、意味のなくなってしまった行事の一つである。
 重陽節の名前の由来は、九という数が陰陽の陽を示す極みだと意味があり、それが重なるから重陽節ということのようだ。
 また菊をめでる習慣がこの時期にあることから、別名「菊の節句」とも言われている。
 菊の花を太陽に見立てて言えば、菊が重なって重陽という印象もある。

 ただ、一般的に日本の関東関西エリアで考えると9月9日は菊の花が咲くにはちょっと早すぎる。

 旧暦の太陰太陽暦で考えると9月9日は2020年の場合は10月25日がその日に当たるようだから、これならば季節的に合う。
 つまり重陽節もやはり、太陰太陽暦で実施してこそ意味のある節句であることになる。

 これは全ても桃の節句、端午の節句、七夕に共通することで、明治の新暦移行によって季節が合わなくなってしまったにもかかわらず、日付表記だけを基準にして季節行事を残してしまっていることになる。

 こんなことから現代のでは重陽節はかなり廃ってしまっており、ほとんどその言葉に触れられることがなくなった。

 まあ、季節とマッチングしないので当然といえば当然である。

 また日本においては、菊を象徴する日は文化の日(元の明治天皇誕生日)の方が国民にとって印象が強いので、ますます旧暦の9月9日というものがかすんでしまっている。 

 無理して受け継ぐ必要性さえ疑問視される重陽節だが、受け継ぐなら退院太陽説の9月9日を思い浮かべるべきなのである。





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