オランダ代表のユニフォームが漢字表記

 先日、日本の男子サッカー代表がイラクと戦っていたあの日、その裏?では中国ではオランダ代表を迎えてフレンドリーマッチをやっていたようである。

 そういえばニュースでも、ロッベンがサインをねだろうとしたファンを警備員が止めたのを見て警備員を怒鳴りつけただの、オランダ代表チームが現地政府から要望された故宮の観光を拒否したのだと、幾つかトピックスが話題になっており、まあ試合をやるのだろうということは知っていたが、何よりも日本代表の試合の裏試合だったので、興味が無かった。

 故に、その試合の存在を知ったのは翌日テレビをつけた時に、試合中継の再放送をやっていたからである。

 この試合、最終的にオランダが2-0で勝ったようなのだが、興味深かったのはオラン代表のユニフォームと、その名前の表記である。

 なんと選手の名前が背中に漢字表記されていたのである。

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 ロッベンが「羅本」、スナイデルが「斯内德」となっており、一人一人の名前を説明しているような印象で、親善試合と言うよりまるでスター揃いのオランダ代表の見本市のような状態だった。

 しかもそのくせ自国の代表選手のユニフォームは番号だけで名前が無く、オランダ代表を見るための当て馬感は否めない状態だったのである。

 まあ一部にはオランダ代表にとっても金目当ての顔見世興行という報道もあり、オランダ代表もそれを認めたという報道もあったようで、この漢字ユニフォームもOKしたのだろう。

 以前、プレミアの試合で「嘉士伯」というカールスバーグのビールの中国語表記の広告が胸に着いたこともあったが、それだけ中国から欧米サッカーを見ている人が多いと言う事かもしれない。

 まあそれにしても、他国の代表に自分の国の言葉をつけさせてしまうなんて、相手がオランダであるかどうかを抜きにしても、一国を代表してくる対戦相手に対するリスペクトが足りないという印象がしており、サッカー観戦を単なるエンターティメント商品の一つとしてしか見ていない状況を、この漢字ユニフォームに見てしまう気がする。





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