無駄だった上海万博

 尖閣諸島の漁船衝突問題で日中関係が揺れる中、上海万博の入場者数が開幕以来最高人数を記録したという。

単に入場者数のことだけを考えれば、事務局としては喜ばしい限りだが、中国国民の目を世界に向ける意味として果たして成功しているのかを考えればその成果は非常に疑わしいものといわざるを得ない。

 今回の尖閣諸島関連の、双方の主張は主張として理解はするが、その表現方法に関して言えば、結局は万博を開催してもしなくても変わっていないように思う。
五輪、万博と経て世界に国民の目を向けるべき大きなイベントが2つも開催されたはずなのに国民が世界を見る目や世界に対する姿勢は何もかわっていないのだ。

ネット上ではいまだに、「打倒日本帝国」だの「賠償要求」せよだの、高圧的な姿勢で日本を非難するネットの書き込みが相次いでいるという。
日本でもネトウヨという存在があるようにネット上での発言はとかく過激になりやすい傾向にあるが、そうはいっても日本人学校にレンガを投げ入れるような暴力的な示威行為はまず見られず、よほどのことがない限り暴力的な行動にでることはない。

 結局は相手の立場を理解せず一方的に主義主張を高圧的な手法で実現させよという伝統的な過激なやり方は万博開催後半になろうという現在でも何も変わらない。

つまり、上海万博が世界や世界との付き合い方を学ぶ場に何もなっていないのが現実なのだと思う。

「踊り」や「展示」を見せただけでは結局は世界を何も学べないし、ましてや付き合い方を知る由もない。

しかも新聞報道で現実の日中関係、つまり国際関係の緊張が伝えられる中、開幕以来の入場者数を記録してしまう上海万博。

こんな社会の現実からかけ離れた単なるお祭り騒ぎ的な遊園地でしかないこんな上海万博に何の意味があるものか?

原文



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