北京首都空港の定刻出発率は38%らしい

日系BP社さんの記事によると、世界の主要な空港のうち最も遅れの出る空港は北京首都空港だというような記事が載っていた。

予定時刻から15分以内に離陸すれば、そのフライトは「定時運航」とされるそうだから、このデータはそれ以上遅れたものをカウントしたことになる。

上海在住の私はあまり北京首都空港を利用しないが、北京に限らず上海など中国で飛行機を利用したときにまず定刻で飛んでくれたことがないというのが私の印象だ。それも15分や20分の遅れではなく、2時間3時間の遅れがザラである。

 故に上記の定刻出発率38%という数字を見てもさほど驚かない。むしろ4割も定刻で飛んでいるのかという印象さえ受ける。そのくらい中国の飛行機の遅延にはよく泣かされる。 
 今回上海のデータは出ていないが中国の空港は大体同じで推して知るべしであろう。

 よって中国での移動には飛行機であっても乗り継ぎという考え方は禁物である。何故なら定刻に中継地点に着かない可能性が非常に高いので次の区間に乗り継げない可能性が大だからである。
 どうしても乗り継がなければならない場合は中継地点で一泊あるいは最低でも半日くらい余裕を見たほうがいい。もちろん万が一(4割の確率で!)定刻どおり飛んでくれて時間が余ってしまったときのことを考えることも必要で、ロクに遊ぶところもないような場所の空港を中継地点にしないような計画も必要である。

 そういう意味ではまだ鉄道のほうが定刻率は高い。20%くらいの確率で30分くらい遅れる列車は存在するが、大雪などの事情が発生していなければその程度の遅延で済むので、それほど計画は狂わない。ただ、中国の広い大地なので、どこでどんな自然現象が発生しているか予測がつかず、思わぬ場所での出来事が鉄道網全体に影響を与えるといったこともよくある。

 ちなみに冒頭の記事によると、定刻離陸率の最も優秀な空港に選ばれたのは日本の大阪伊丹空港で93%であったとのことである。「日本の」というより大阪の気ぜわしさがその正確性を支えているのであろう。さらに2位は韓国の金浦空港とのこと。

 同じように東アジアで数多い航空路線を飛ばしながら、中国と日本・韓国ででこれだけ差が出てしまうことを見ると、やはり文化の成熟度の違いを感じてしまう。
 それにしてもこの定刻出発率38%というのはあまりにもひどく、半分以上が遅れるのでは定刻が定刻の意味をなさない。
 まず「遅れることが当たり前」の認識をを改めないと中国はいつまでも馬鹿にされたままである。
もちろん闇雲に急がせるのではなく、遅れる原因を構造的に分析する必要があるのは言うまでもない。



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