広告営業を大事にすると飲食店は長続きする

 あるフリーペーパーの元編集の方から聞いた話であるが、彼によると広告営業担当を大事にしている飲食店は長く生き残れるという。
もちろん、彼の仕事上のPRもあるかもしれないがどうやらそれだけでもないようである。

 フリーペーパーの営業担当も人の子、各店舗を平等に扱わなければならないという建前はあるものの、お店から大事にされればつい対応も甘くなり、特集記事などついついサービスが多くなる。

そしてここが大事なのだが、彼が個人的にこの店のことを友人との間の口コミで褒めるようになる。褒めないまでも話題として口に出す。友達から適当な場所はないかと相談されたとき、頭に浮かんだひいきの店の名前を口に出す。

相手にとっては紙面上に載ってる情報よりよっぽど説得力のある言葉として伝わる。こうやって実際の紙面上の広告効果以上にそのお店の評判が広がっていく。この力は狭い日本人社会の伝達手段として決して侮れない。

 逆にお店の店主からぞんざいに扱われれば、担当者は広告として規定以上の対応は一切しなくなる。悪口は言わないのが営業担当者の責務であるものの、親しい友人間であればついつい本音もポロリ出る。それがやはり人づてで広がってしまう。はっきり悪口ではないにしても、少なくとも良い評判が広がる事はない。

 こうやって、広告担当を大事にするお店とそうでないお店の差はいつの間にか広がり、1年後に生き残るかどうかの差が出てしまうのだそうだ。
まあ広告担当を大事にする店主というのはえてして頭が良さそうで、人との接し方をよく知っているのでお店全体客対応も良い場合が多い。従業員もちゃんと店主を見習うし、お店全体の統率が取れている。

 逆に広告担当を大事にしないお店はお客への対応も表面的で薄っぺらになりがちになっているような気がする。それは従業員の接客をみてもよく分かる。

 そこへ店主の人としての「徳」の差が商売の差として現れているということらしい。

 もちろん飲食店であるからは、味がある程度の水準であることは必須だが、それ以上の味の差は正直言ってドングリの背比べであり、そこから生き残れるかどうかは店の「徳」の差にかかっているらしい。
 



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