ひょんなきっかけで知ったここのお店、昨年のバレンタインデーの開店からちょうど一年、めでたく一周年となったので、お祝いを兼ねて尋ねてきました。
国営の4つ星ホテル内のラウンジの一角、大よそ誰がここにタコヤキを出すお店があるだろうと想像するであろうかという場所にこのお店はある。
ホテルの外にもちろん看板など無いし、ロビー内でも派手な看板が出ているわけでなく、
珈琲ラウンジのような一角を占めているのがこのBARである。
ママの森崎さんは生粋の大阪人で時々、辛口のコメントも出てくるが情の深い関西人のおばちゃんの典型のような方であり、この人と会話しているだけでも飽きない。
しかし、このお店の特徴はなんと言っても「タコヤキ」、しかも醤油味!のタコヤキなのだ。タコヤキと言えばソース味が一般的だが、ママによるとソースで味付けするとタコヤキ本来の味がごまかされてしまうので、タコヤキの良し悪しをちゃんと判断するには醤油味がベストなのだそうだ。
口に入れると醤油の香りが確かに香ばしく、幾らでも食べられそうな味なのである。
蛸もちゃんと大粒で入っているので歯ごたえとしては十分。酒のつまみには持って来いだ。さてこれにあわせるアルコールはというと、やはりママお勧めのワインがベストであろうか?特に海産系の蛸とあうのは白ワインかもしれない。私はワイン通ではないがイタリアやギリシャの白ワインとの組み合わせは確かに良さそうな感じではある。
タコヤキがうまいので、どんなアルコールでも結構あってしまうのであるがママはやっぱりワインを勧めたいらしく、ワインを飲めと愚痴られたりもするのだが、そんな会話も一つの愛嬌として楽しんでいる。
ママが作る漬物とかおでんのメニューなどもとっても美味しい
いつ訪れてもちょっとホッとする空間である。
来年も是非続いている事を願いたい。