不思議な中国のホテル運営

 中国で旅行をしていると時々不思議な運営形態のホテルに出くわす。
 何が不思議かというと、一つの建て物の中に複数のホテル管理会社が入り込んでいるホテルがあるのである。
 まあ5つ星クラスの高級ホテルではまずそんなことはないが、2つ星クラスになると時々そういった、複数のホテル管理会社が入り込んでいる運営形態が有りうるのだ。
 同一の建物に複数のホテルが入り込んでいるようなケースは日本だと考えにくいが、中国では結構あちこちに見られる。
  こういった1つの建て物の中に複数のホテルが入り込んでいる場合、入り口は一緒でもフロントは別々に設置されており、予約した運営会社ごとにチェックインやチェックアウトの手続きを行なうことになる。

 そしてそれぞれの管理会社が持っている部屋に案内されるのだが、フロアごとに管理会社が分かれていればまだいいが、下手をすると隣の部屋は別の管理会社の管理であったなどということが良くある。
 まあ、ホテルの内装や備品の管理はそれぞれの管理会社の責任で行われるので、管理会社が違えば雰囲気やサービスが違う場合もあるようだが、基本構造は一緒なので大きな差は出にくいようだ。
 それでも、ある管理会社では外国語対応のコンシェルジェが置かれ、ある管理会社ではシンプルなサービスで価格を抑えようとするような全く違う運営が同じ建物の中で行われていたりする。

 こういった不思議な中国のホテル運営は、どうやら建物の開発が部屋毎の投資者を募って運営する独特の開発方式にその原因があるようで、居住用というより投資先として部屋を買ったオーナーが、建物が出来上がった後に運営先を選択して委託するのだが、委託先がオーナーによって異なり、その受託した管理運営会社がホテルとして運営すればホテルとなるようである。
 そしてそれぞれの運営会社がそれぞれホテルを始めてしまうと、一つの建物の中に複数のホテルが存在する状況になってしまう結果となる。

 こういった、複数のホテル管理会社のある建物は、トラブルが起きた際の管理の複雑さなどから日本ではあまり見られないという気がするが、中国では結構あちこちにある形態のようであり、こういったホテルに初めて泊まる日本人は面食らって戸惑うケースがよく見られる。



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