先日地下鉄に乗ったときに、路線図に終電時間が記載してあったので、自分のメモ用として写真をとってみたが、こうやって改めて眺めみると上海の地下鉄の終電時間は日本の感覚からすると異常に早い。
終電は最も遅い2号線で23時くらい、早い路線だと21時過ぎになくなってしまう。
長距離列車がほぼ24時間稼動していることを考えるとちょっと早すぎる気がする。
もちろん深夜まで街が便利であることは、果たして治安の面などでよいことなのかどうかは議論の分かれるところだが、それにしても早い気がする。
上海の場合は街が東京などに比べるとまだまだコンパクトかつ、タクシーの料金が安いので夜中にタクシーにのってもそれほど過大な負担になるというわけではない。市内なら深夜バスも1時間に1本程度走っており格安に利用できるので必ずしも地下鉄だけに頼る必要がないのかもしれない。
また、市内の家賃などが比較的均質化していることもあり、職住接近が実現しており、郊外がベッドタウンして通勤も30分以上かかるようなケースは今のところ稀になっている。
故に終電時間の延長はそれほどニーズがないのかもしれない。そうはいっても日本人からするとやっぱり早すぎる。
今後上海の街が成熟するに従って、終電時間も延長されていくのであろうか?都市文化の成長を見守るにあたって非常に興味深い題材である。