航空便搭乗の際には手荷物検査を受けるのが常であるが、どこでも液体の持ち込みは厳しく制限されており、搭乗する側としてはいつも気を遣う。
基本的にはセキュリティエリア内には液体は持ち込めないので、飲みかけのペットボトル飲料などは捨てなくてはならず勿体無い未練を感じながら捨てる時がままある。
とはいえ空港までの道のりで水分を取らずに移動するのもこれまた辛いので空港まで持ち込んで、セキュリティチェックの前に捨てて、中に入ったあとに再び飲料を買うのが常だった。
ところがセキュリティエリア内部の飲料はミネラルウォーターでさえ馬鹿高い値段で売っており、それでも買えればまだ良いが、自販機すら見当たらない空港も少なくなく、飲料自体を確保することも容易ではない。
上海浦東空港も自販機はほとんど見当たらない。
そういった場合は搭乗後の機内サービスに飲料を期待することになるが各航空会社の飲料提供サービスも年々簡素化され、十分な飲料を確保できない場合がある。
このような場合に備えて今回思いついたのが水筒の持ち込みである。
水筒なら水かお茶を自ら用意すればよく、セキュリティチェックの際に飲み残しを捨てて空にするにもあまり未練を感じない。
もちろん中身が空であればセキュリティチェックはパスできる。
そしてセキュリティエリアに入った後に再び飲料水を充填すれば良いのである。
自販機の少ない空港でも、水飲み場がない空港はまずなく、しかもフルタイム営業?でありいつでも充填できる。
そしてそのまま航空機内に持ち込んでも何の気兼ねも要らない。
味に変化が欲しければインスタントコーヒーやティーバッグなどを自分で用意して工夫することも可能だ。
ペットボトルをその都度利用して代用することも可能だが、ペットボトルだと口が小さくて繰り返し洗って使うには不向きで、水飲み場で注ぐ際もあまり都合がよろしくない。
またペットボトルは高い温度に弱いのが普通なので、お茶など温かい飲み物を望む場合にはやはり不都合であり、水筒が理想と言える。
先日の一時帰国では早速水筒を携帯して移動したのだが、ペットボトルよりもちろん経済的でありやはり何かと都合がよかったのでる。
この水筒を持ち込むアイデアに最近やっと気がついて、何でこんな単純なアイデアに気が付かなかったのだろうと目からうろこが溢れる思いである。