今回日本から中国に戻る際において、ちょっとミスをした。
成田空港にて航空便にチェックインする際に、48時間以内のPCR検査の陰性証明が必要なのだが、すっかり要らなくなったのだと思いこんでいて検査を受けずに空港を訪れてしまったのである。
言い訳になるが在上海日本国領事館サイトにおいて、中国へ渡航の注意事項を読んで渡航に臨んでおり、そこには「1月8日以降は中国到着後の防疫対策が全て撤廃」とあるので、航空便搭乗に関しても何の条件もないと思い込んでしまったのである。
それをチェックインカウンターで初めて言われて気が付き非常に焦ったが、まあ恨み言を言っても始まらないため、陰性証明を準備しなくてはならない。
幸いにも今回は貧乏移動旅行のため、香港経由の便で移動であり、乗り継ぎ時間に相当の余裕があったため、その時間を利用して香港で急遽PCR検査を受けることにしたのである。
これにより、そもそもスルーバッゲージ送れたはずの委託荷物を香港で一度ピックアップして、再チェックインしなければならなくなった。
ただ荷物のスルーは出来なくなったものの、航空チケット全体の予約自体は有効で、旅程全体には影響が無さそうである。
もちろん検査待ちの時間の分だけ睡眠時間は少し削られてしまいそうだが仕方がない。
早速香港の空港サイトからPCR検査の情報を見つけ出し、費用を払って予約した。
499香港ドルであり日本円換算で8500円ほど。(抗原検査が399香港ドルであったがこちらは条件を満たさないので使えない)
365日毎日24時間対応しており、さすが国際ハブ空港の香港国際空港内のサービスである。
https://fly.prenetics.com
面倒臭い行程となったが考えようによっては日本で前回PCR検査を受けたときには1万円かかったので、検査を受けに行く手間と費用が少し省けたことにはなる。
(もっと安い自治体の無料検査があるのかどうかはこの時点では調べる由もなかったが。)
実際香港についた後、A到着口の正面にあるカウンターにて予約済みのQRコードとパスポートを見せて、検査管を受取り、エスカレーターで2階へ上がり検査場へ向かう。
検査管を検査官に渡して、鼻と口の両方から検体を採取して検査は終了である。
ここで結果待ちのため2時間ほど待機となる。
結果レポートはメールで来るのでこの後何処へ移動しようと自由である。
そして2時間後にメールが来て、PDF形式で証明書が受け取れる。
で、ここからが厄介なのだが、中国政府の要求は紙の報告書を携帯しろという要求なので、プリントアウトしなくてはならない。
案内所にてどこでプリントアウトできるのかと尋ねると、出発階のD島のチェックインカウンターの脇にサービスコーナーがあるとのこと。
さっそくそこへ行くと、Wechatを通して先方のPCにPDFを渡し、印刷をしてもらうことが出来た。
費用は白黒で10HK$/枚で、今回は2枚だったので20 HK$(≒340円!)となり、支払いはカードでOKだった、
で、早速上海行きにチェックインしようとしたが、夜中なので航空会社のカウンターには誰もおらず、朝を待たねばならなかった。
結果、セキュリティエリア外で夜を過ごさなければならなかった。
ベンチ宿泊は何れも変わらないのだが、ベンチの硬さや電源供給口など滞在環境が違うので、やはりエリア内の方が過ごしやすいのである。
まあ環境はともかく、香港国際空港にPCR検査サービスがあったお陰で緊急の検査を受けられ、全体の旅程を変更せず済んだのである。