中国人だから仕方ないのか?

 先日、地下鉄に乗っていた時、向かいの席に赤い顔をして乗っていたおじさんが、車両の床に向かって痰を吐いた。

 当然こちらは非常に不快な思いを感じ、睨みつけようとも思ったが、酔っていそうだったし、何を言ってもしょうがないなという気で我慢をした。
 やはり未だに上海でもこんな人がいるんだなと呆れつつもとてに悲しい気持ちになった。
 まあ私はこの国では外国人だし中国人だから仕方ないと自分を納得させつつも、そういうレッテルで中国人を見たくないと想いもあり、ちょっと一人で嫌な気分になっていた。

 そういえば数年前には地下鉄の車内で幼い子供におしっこをさせていたところを見かけたこともある。

 また別の日に、ある人が持ち歩いていた茶瓶の水を、列車とホームの隙間から茶葉ごと飲み残しを捨てている風景を目にしたこともある。

 これらの例は極端だが、そうじゃなくて小さい出来事でもマナーの判断の葛藤に苦しむときがある。

上海地下鉄の車内

上海地下鉄の車内

 例えば地下鉄の飲食などは確か禁止のマナーが発表されたはずだが、未だに朝の混んでいる車内でパクパク肉まんやパンを食べて、ぽろぽろこぼしている人がいる。
 もちろん全ての人が許容している訳でなく、不快に思っている人も大勢いるらしいのだが、駅構内や車両にマナーを訴える表示もないので、こういったマナー違反は無くなる状況にはなっていない。

 結局これら全てにおいて「ここは中国で、中国人だから仕方ない」で目をつぶっている自分がいるのだが、実際、中国人自身は本当にどう感じているのか?
果たして「中国人だから仕方ないのか?」

 そこを中国人社会に問うてみたい気がする。

原掲載



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