最近テレビを見始めて気が付いたことだが、中国のテレビは放送開始時間が結構中途半端である。
報道系のチャンネルはそれほどでもないが、ドラマが多いチャンネルなどは、非常に中途半端な時間に始まるものが多い。
53分とか、22分とかてんでバラバラな中途半端な時間に始まる。
日本だと、どの放送局も基本は7時や8時と言ったジャストタイムを非常に大事にして枠が組まれており、さらに30分、15分と言った60分を等分した開始時間設定を行ない中途半端な開始時間を嫌っている。
まあ人気番組の後番組だったりすると例外的に前倒し枠を設定することもあるが、基本は1時間ごとのジャストタイム開始を守っているのだが、中国のドラマ系チャンネルにはそれがほとんどない。
一応夜のメインドラマは19時から始まるなど、基本のパターンは有るようだが、1日に渡ってジャストタイムが守られている訳ではない様である。
以前にも書いたが中国のテレビドラマ放送は、毎週1時間ずつという放送方式ではなく、30話の放送なら毎日3話ずつ放映し10日ほど一挙に放送してしまうような集中型であり、最初の1本目がジャストタイムなら後は、続きで見るだけだからジャストタイムでなくても良いということらしい。
こういうドラマの放送パターンやテレビの時間枠設定を見ていると、中国人の堪え性のない性質や、時間や形式にあまり細かくこだわらない理由が分かってくるような気がしてくる。