最近自炊が増えて、カレーを作る機会も増えた。
まあ日本国内のように、いつでも多様な選択肢のある買い物ができるわけではないので、日本に一時帰国した時にルーを買うようにしている。
もちろん上海でも手に入らないこともないのだが、上海では輸入品のカレールーが1箱が30元近くと、日本の2~3倍の価格となってしまう。
また廉価な現地版のルーも売っているが、味がどうも日本のものと違う気がして、さほど美味しさを感じない。
まあ自分でルーを作るという選択肢もあるが、そこまで時間に余裕のある生活もしていないので現在は市販のルーに頼っている。
そんな条件の中、いかに美味しいカレーを食べるかに苦心して毎回色んなルーの組合せの試行錯誤を試していった結果、今の時点でベストかなと思える組合せにたどり着いた。
それがSB食品の「ゴールデンカレー辛口」とハウス食品の「こくまろ中辛」の組合せ。
ゴールデンカレーはスパイスが効いていてパンチのある辛さが特徴だが、単独だとどうも辛さが少し直線的で旨味の深みが弱く、うまく作らないと辛いだけで終わってしまう時もある。
まあ値段も高めで単独で食べてもうまいことはうまいのだが、どうしても味に深みを求めたい私としては、あとちょっとプラスアルファが欲しい。
一方で「こくまろ」は玉ねぎの旨味があって、大変まろやかなのだが、その分味が甘すぎるというか、パンチに欠ける気がする。
食べていてまずいわけではないのだが、積極的に選択するほどの魅力を感じず、食欲を刺激するほどのカレーにはならない。
子供向けにはあの味は無難でいいと思うが、ガッツリ食べたい大人にとってはちょっと物足らず、実は昨日も市内の某箇所で「こくまろ中辛」単独のカレーを食べる機会があったが、やはり甘すぎると印象だった。
やはり私は、現時点ではこのゴールデンとこくまろの組合せが気に入っている。
カレーには人それぞれ味の好みやこだわりがあると思うが、パンチがあって旨味があるカレールーの組合せは、このブレンドがベストかなぁとお勧めする次第です。