W杯が開幕した。
開会式を見ていて思ったのはやっぱり昼間の開会式はいいなぁということ。
スポーツマンシップを象徴するかのように、隠し隔てなく全てを白日の下にさらし堂々と人間がパフォーマンスを行っている。
パフォーマーの動きは決して振りとしては完全に揃っているわけではないが、リズムに乗っていて一体感がある。
演出に参加している人も観客席にいる人々も物凄く生き生きしている。もちろんあれがアフリカンなノリだと説明する人もいるかもしれないが私はそれだけではないように思う。
誰かに強制された動きではなく、喜びから生まれるリズム感ならではのグルーヴ感なのである。
夜に行なうイベントの方が幻想的で好きだという人もいるかもしれないが、私は断然この太陽の下のイベントが好きである。
夜のイベントでは、必ず光と闇が生まれ、光を当てた場所以外は闇になってしまう。
都合のよい場所にだけ光をあて、まるで都合の悪いことを隠してしまうかのように。光を当てた人以外はまるで参加者じゃないかのように光をあてない。
そんな誰かの意図が見え隠れしてしまう演出は、なにかごまかされてしまうようで私は好きではない。
最初から誰かを主役にして、最初から誰かを脇役にしてしまうような考え方も好きではないのだ。
闇の中でこそこそ動かれるのもやはり気持ちが悪い。
太陽の下で行なえば、主役脇役関係なく全ての人に平等に太陽のスポットライトが当たる。
特にスポーツ事のイベントは太陽の下で行なうに限るような気がする。
どこから新たに主役が生まれるか分からないのがスポーツである。
そんなサッカーの祭典の始まりにやはり太陽はよく似合う。
さあお祭りの開幕である。
ん?日本の応援?うーん日本だけが出場国ではないでしょう。(笑)