検索サイト大手のGoogleが中国から撤退したことは大きなニュースになったが、そのことの影響を受けたと思われる事例を一件発見した。
中国の旅行サイト大手の「Ctrip」のホテル地図は、以前はGoogleMapを使っていたのだが、今日確認したところ別の会社の提供する地図に切り替わっていた。
明らかにGoogleの中国撤退の影響によるものと思われる。
まあ地図データなので、どこの会社のものを使っても同じような気がするが、ちょっと使ってみたところどうもGoogleMapほどのスムーズさや細かさに欠け、少し使いにくくなったのかなというのが正直な印象だ。
ただし、このCtripのサイトは契約を切り替えたようだが、事業としてGoogleは中国から撤退してもその他のサイトのGoogleMapの中国部分は今のところ普通に使える。
故に私の生活に特別な影響は今のところがないが、今後GoogleMapの改訂がきちんと定期的に行なわれるかはちょっと未知数だ。いずれ古びて使えなくなる可能性も捨てきれない。
そうなると他の地図サイトを使うことになるが、Googleのように無料で開放しているのは非常に稀であるし、事業で利用していた会社のデータ移植は恐ろしく大変な作業である。
それにしても、以前からGoogleの中国撤退が噂されていたとはいえ、Ctripがあれだけの地図データの一斉移植を短期間に行なえたのは凄い事だ。
いや、中国なので本当にスムーズにコンバートできたのか、疑わしくちょっと心配である。(笑)
とにかく中国企業はGoogleから離れざるを得なくなった、それだけは確かなようである