和解できたのがせめてもの救い

プロ野球日本ハムコーチの小林繁さんが急死した。57歳という若さである。
俗にいう空白の一日は私が小さい時の話だったので、当時は状況を知らなかったが後になってニュース記事を読むと、小林繁と江川卓という二人の投手が運命に翻弄されていたことがよく分かる。
その後、双方引退後、プロ野球解説者などの道をお互い歩みながらも現場で顔を合わすことがあっても会話はなかったという。二人とも避けていたつもりはないが、積極的に向き合うようなこともなかったようだ。
 お互い、気にしていないようでやはり心の中にどこか整理しきれないものがあったに違いない。

 その二人を引き合わせたのが2年前の黄桜酒造のCM。
 いわゆる「和解の酒」のエピソードである。
もちろんお互いが会うことは承知していたが、事前打合わせなく、CM撮影の現場でぶっつけ本番で会うシーンを撮影したあのCMである。

CM狙い通り二人はこのCM内で和解した。

その後たった2年で小林繁さんは亡くなってしまった。
早過ぎる小林繁さんの死にはただ驚くばかりだが、
死ぬ前に彼らが和解できたことがせめてもの救いだ。

故人のご冥福をお祈りいたします。



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