何故日本語に「你ni」という漢字が輸入されなかったか?

トイレに我愛你(ni)という落書きがしてあった。まあこういうところは日本も中国も変わらないようで、トイレのドアは落書きされるものと相場が決まってるようだ。
 ところでこの文字を見ててふと疑問に思った。
この你niの漢字は中国語を学ぶときに必ずつまずく第一関門で、日本語には無いと教えられる。
 しかしながら日本語の漢字も中国が源流であるはずで、こんな大事な2人称の文字が何故日本語にないのか非常に不思議になった。英語で言えば「YOU」という言葉が輸入されなかったに等しい。
 気になって辞書を引いてみると「きみ」「あなた」と書いてあるが、この元の漢字は「君」であり「貴方」であるので「你ni」ではない。
 確かに日本語の場合は2人称の場合でも必ず人間関係が含まれるので、あなた、きみになったのかもしれないが、これだけでは「你ni」が使われない理由にはならない。日本語と中国語の成り立ちの関係を考える上で非常に面白い題材である。
 恐らくこれだけ大事な言葉なので誰かが研究していると思うのでちょっと調べてみようと思う。 

原文





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