国際燃油市場の値下がりによって航空機やタクシー運賃に加算されていた燃油特別加算運賃、いわゆるサーチャージは全国的に取消や値下がりの傾向にあるのだが、どうやら上海では逆に値上げを検討しているという東方網のニュースを目にした。
現在3キロまで初乗り13元(+燃油費1元)となっている運賃を1元引き上げて14元にしようというのだ。
さらに距離加算運賃を1キロ2.4元から0.1元引き上げて2.5元にしようという案が出ているという。
或いは初乗りは13元のままで距離加算を1キロ2.7元に引き上げるという別案も有るらしい。
いずれにしても値上げを検討しているのは確かのようで、現在の燃油費の扱いがどうなるか分からないが、少なくとも距離加算は値上げするのが既定路線らしい。
記事によると昨日10日に公聴会が開かれ、識者だか市民代表から意見を聞いたが、概ね値上げに賛成だとしているようだ。
もちろん反対者もいたようだが、日本の首相の私的諮問機関の如く出来レースなのかどうか知らないが、どうもそのまま案が通ってしまうような雰囲気の記事だった。
具体的にいつ値上がりすると、そういったことまでは書かれていないが、原油の値下がりよりも人件費の値上がり分のコストの影響が大きいようで、雰囲気的には上海のタクシーは春くらいまでにまた値上がりが避けられないような印象になっている。