毎年のことだが、上海は物価が年々上昇を続けており、今年、じわじわとあちらこちらで値上げが行われている。
今日もコンビニで買い物をしてきたのだが、先月まで14.9元だった弁当が15.6元に値上がりしていた。
飲料類も、サントリーの烏龍茶(500ml)が3.8元から4.2元に、その他の伊藤園のおーいお茶などが4.2元から4.5元に値上がりとなった。
リポビタンDの150mlも確か9元だったものが9.5元に値上がりとなった。
こういった値上げの波は近所の食堂にも及んでおり、8元だった牛肉麺が10元になってしまった。
いずれにしてもこの春をきっかけにあちらこちらで値上げの波が起きている。
日本はここ25年ばかり値上げという言葉を忘れてしまったかのように物価水準がほとんど変動していないため、中国で安易に値上げが行われている状況を見ると、非常にドキッとしてしまう。
しかしよくよく考えると、中国のように徐々に価格が動く方が経済としては正常というような気もしないでもなく、どちらがいいか悪いかということは一概には言えない。
しかし、賃金の伸びが一定水準に抑えられている一方で、物価が値上がりしていると生活は当然苦しくなるのであり、その度にドキリとさせられるのである。
上海の春、のどかな天候とは裏腹に、あちらこちらで物価が容赦なく値上がりしている。