最近中国のドラマの中で見た(聞いた)セリフの中でちょっと気になったものがあった。
それは「ドラマの見過ぎよ!そんな都合よくうまくいくわけないじゃない」とのセリフ。
つまりテレビドラマの中でドラマを否定するようなパラドックス的なセリフである。
テレビドラマというのは、一応現実の世の中の反映があり、あたかも現実であるかのように製作するのがテレビドラマなわけだから、ドラマの中でテレビドラマが存在するということを否定しても始まらない。
しかしながら、テレビドラマには当然考え抜かれたストーリーがあり、都合よくハッピーエンドや、その他のエンディングを迎えられるように物語が流れていくのがテレビドラマであり、そういった世界の中でテレビドラマを引き合いに出して「ドラマのように、、、」などとドラマ自身を引合いに出し、しかも否定のセリフを言わせてしまうのにはやはり何となく違和感がある。
これが否定のセリフでなければ、そんなに気にならないことかも知れないが、否定されるとやっぱり違和感があり、どうも合わせ鏡の世界を覗いた様な気分になる。
こんなことを気にするなんて私こそテレビドラマの見過ぎと言われてしまうかもしれないが、見過ぎというほど見てないつもりである。。。