出張で訪れた北京だが、オリンピック前ということもあるのか、大通りに整備され2年前に訪れたときに比べ見違えるほど街が綺麗になった。
しかし今回街をおとずれて一つ問題が発生した。食事を出来る場所があまり見あたらないのである。行動した範囲が中心部ではなく、三環路四環路近辺の周囲を回ったので比較的郊外目の場所であった影響もあるのかもしれないが、私の印象では、 以前なら食事をできる小吃の屋台やレストランが、通りのそこここにあった気がする。しかし今は、オリンピックを気に一掃されてしまったのか、ほとんど姿を見かけない。衛生面で厳しい規制強化があったのも影響しているのだろう。
場所によっては、それなりに安い食堂がいくつも存在する地域はあるのだが、数としては非常に物足りない。
レストランが特定の場所に集中しているため、街中どこでも気楽に食事できるような状態ではなくなった。水一本買うのにも非常に苦労する。日本のようにコンビニがあちこちにあるわけでもなく、また自動販売機もほとんど存在しない。ケンタッキーなどのファーストフードも普及しつつあるが、まだまだ数は少ない。
この辺りはいつでもどこでも食事にありつける環境の整った上海から来た私にとっては、別の国ではないかと思うほど環境が違う。北京での食事場所探しは非常に苦労する。
オリンピックや、その後の観光で北京を訪れる方は、食事場所に関してきちんと計画を立ててから行動することをおススメしたい。