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韓国料理食べ歩き 大醤湯でヘンボッケヨ PATIOさん

韓国料理のお店の味を図る料理のものさしとして、一つはキムチが代表的なものであるが、それともうひとつ欠かせない要素として有名なのが味噌である。
 日本人がラーメンをスープで図るように韓国料理も味噌を使ったチゲスープの良し悪しでその店の料理の良し悪しが分かる場合が多い。
 そういった意味で言えば、昨日お昼には伺った天山路のPATIOさんで食べた大醤湯(味噌チゲスープ)(28元)は心をぐっと捉えられてしまった会心の出来であった。

味噌チゲスープ

味噌チゲスープ

 日本でいう赤味噌系の田舎味噌のようなコクのある香りで、これが非常に懐かしいような心地よさがあり、さらに口に入れても味わい深い。パ(葱)とカムジャ(ジャガイモ)とスンドゥブ(豆腐の)の絶妙なマッチングが素晴らしい。
 まあ人によってはこの味を洗練されておらず田舎臭い味などと評する御仁もあるやもしれないが、私にとってこの素朴さがとっても幸せだ。
 大げさな表現でなく長年韓国料理を食べ続けている私がここまで心を奪われたスープは初めてである。

 で、このスープを味わいながら、ある韓国ドラマの台詞を思い出した。それは邦題で「ランラン18歳」というドラマで主人公の夫になる男性が、主人公のつくった「味噌チゲが美味しかったから結婚してもいいかなと思った」という台詞。(中国語で見ていたのでアバウトな訳ですが)

 まあこんな台詞、ドラマを見ていたときはドラマ上の可愛い台詞だなと思っていたのだが、この日のスープを味わった途端に、その台詞のリアルさを実感してしまった。
 残念ながら今回食べたのは恋人が作ったスープでなく、単なる一介のお店で出たスープであるが、こんなスープを恋人に作られたらそれだけで結婚しようと思わせるほど気持ちにビビビッときてしまう気がする。
(あれ、そうすると私は韓国人と結婚するのか?今中国にいるんだが、、、汗)
とにもかくにもたった一杯のスープでこの日はヘンボッケヨ~(幸せだ~)の一日でした。是非皆さんもこの味をお試しあれ!

派特屋 PATIO 
天山路1111号虹橋天都4楼408号
(021)62286580


韓国料理食べ歩き 「狗肉湯」久光8階の梨花園さん

お昼に静安寺付近を回ったので、今日は兼ねてから狙っていた久光百貨店さんの梨花園さんを訪れることにした。
 狙っていたのに何故訪れていなかったのかというと、久光百貨店全体が「高い」という固定観念があったため、地下の食堂街はともかく、階の上のほうのレストランは敷居が高い気がしてたからである。
 そうは言っても所詮韓国料理、ランチならべらぼうに高いこともあるめぇと、新年の縁起担ぎ(何の?)を兼ねて本日初挑戦とあいなった。
 さてさてお店の前のまで、行って値段を確かめるつもりでメニューをぱらぱらめくって(←まだちょっとびびってます)値段とメニューを確かめて、今日は何を食べようかなぁと見ていたら、何と見つけました「狗肉湯」(50元)!
 上海に来る前から結構好んで食べていたのに、最近韓国料理店でも取り扱う店が減ってきてちょっとがっかりし始めた矢先である。
 「おお、ここにはまだあった!」その瞬間に即決で入店した。(笑)
 服務員からメニューを渡される間もなく、即「「狗肉湯」コール。
でも「今日は無い」って言われたらどうしようとちょっとドキドキのコールだ。
中国人店員が「好的:(わかりました)」といってくれたので一安心。
 さてさてここの内装はいかにも韓国料理の店らしく、内装も韓国的な趣である。どこが何であれば韓国的な内装ということは不勉強な自分にとっては説明しずらいのだが、とにかく韓国的である。

ミッパンチャンが8品

ミッパンチャンが8品

、まず先に出てきたミッパンチャン(副菜)の量がこのお店は多く驚いた。9皿もあった。どうもこのミッパンチャンの数は店のグレードに比例している気がする。このお店はどれも美味しいし、無茶苦茶辛い唐辛子系が存在しなかったのもうれしい。
 でそれらをパクついているうちに、いよいよ主役の登場である。石鍋でぐつぐつ煮てあり、いかにも熱そうだ。しかも何か粒粒のようなものが沢山浮いている。
 あちこちで、いろんな韓国系のスープを食べてきたが、初めて見るタイプだ。
 これは胡麻だろうか?食べてみたが、胡麻かな?と思うだけで正確なところわからなかった。
 また一緒に来たご飯に不思議な黄色の穀物が入っていた。なんだかんだ、体によさそうなものが沢山入っている感じである。

狗肉湯(ケコギチゲ)

狗肉湯(ケコギチゲ)

 さて肝心の「狗肉湯」、狗肉はあっさりしていて癖が無く非常に食べやすかった。スープは熱々なのでさすがに冷まさなければ口に入れられないが、程よい辛さがとても美味である。具の量はそれほど多くないが、韮などの野菜が旨みをいっそう引き立てて不足は感じない。

「狗肉湯」はもともと体を温めるので冬によく好まれて食べられる料理で、韓国では「補身湯」「栄養湯」なとも呼ばれるようである。非常に栄養価が高く強壮料理でもあるので、風邪などで体調が弱っているときにはぴったりの料理だ。
 さてさて食べ終えてからだがポカポカになった。
 最後に甘い漢方薬のお茶のようなスジョンガも出てきた。このお店、さすが場所柄もあってサービス的に至れり尽くせりという感じで大満足である。
 今まで敷居の高かったこのお店だが。今回値段もわかって「狗肉湯」もあるので、近いうちまた来てしまいそうだ。
さてさて、体も温まったところでまた一年頑張りましょうかね。

梨花園(静安寺店)
南京西路1618号上海久光城市広場S809
021-6288-3655

韓国料理食べ歩き 静安寺で「辣白菜湯」韓風さん

最近韓国系のお店ばかりを回っているうちに気がついたのだが、市内の中心部、とりわけ静安寺地区には韓国料理のお店はあまり多くない。
この地区で知っているのは、他には久光さんの上にある1軒くらいしか知らない。どうしてなのかという分析は出来てないが、久光さんの上品な客層はどちらかというと庶民的な韓国料理は好まれないということか?

 その割には、この静安寺と、朝鮮・韓国系の人たちが住む龍柏新村を結ぶ57番のバスは本数も多いし、いつも人でいっぱいだ。彼らは食事は地元でということなのか?

 まあそういった分析はさておき、ようやく待望の韓国料理の新店が開店したようである。新たにオープンしたのは上海市内に何店舗も支店を構えるチェーン系の韓国料理店の「韓風」である。

 万航渡路沿いにあり、チマチョゴリを来たお姐さんに案内されて3階のレストランへ案内される。

 店内は比較的暗めだが、すっきりした今風のつくりになっている。当然のように各テーブルには焼肉のセットがあるが、強力な吸煙機がついているらしく、天井からの煙突はなく店内にも煙っぽさは全くない。

 さてさてメニューを見ると、焼肉が中心のようで、炒め物などのサイドメニューは多くなく、あとはビビンパなどが多少バリエーションであるだけで、大勢で料理をつつくというよりカップルや2~3人で食事を取るための店といった感じだ。
今回は一人で行ったので、焼肉はあきらめ、スープとご飯を食べることにした。

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で注文したのが「辣白菜湯」(28元)。
 こういう汁物を頼むと韓国料理では白米ごはんは自動的についてくるのだが、通常は銀色の器に蓋をして出てくる。ところがこのお店の服務員は手を抜いたのか蓋無しで出てきた。
 味のほうはというと、結構辛味がきいていて非常においしかった。中には餅まで入っており、これが美味しい。最初はご飯と汁を分けて食べていたが、結局我慢しきれず、ご飯を汁の中に放り込みクッパ風にして食べた。日本では行儀悪いとされている行為も韓国料理では結構アリである。韓国でも本来は行儀が悪いらしいがよく見かける。
 一気に食べると体がほくほくになり汗が出てきた。寒い冬には持って来いの料理だ。

シッケ(韓国飲料)

シッケ(韓国飲料)

 このお店には韓国で見かける米のジュース(日本酒ではない!)があったのでそれも頼んでみた。식혜(シッケ)と呼ばれる。懐かしい味である。
こんな飲み物を出すところをみると、若い韓国系の人を狙っているというこの店のターゲットが見えてくる。確かに次はカップルで訪れてみたい、そんな店である。

韓風 静安店
万航渡路1-5号3楼3C室
021-6249-1058