スーツ姿は少ない上海の朝の出勤風景

 上海で朝のラッシュ時に地下鉄に乗ると、日本とは異なる通勤風景を目にする。

 日本の朝のターミナル駅での風景は駅によっては9割以上がスーツ姿のサラリーマンやOLだった気がするが、上海では非常に少なく1割程度しかみかけないのである。

上海の地下鉄駅のラッシュ風景

上海の地下鉄駅のラッシュ風景

 これとて、最近増えたと思えるくらいで、以前はスーツ姿で出勤する人は非常に珍しく、不動産の営業のような人くらいで、後はほとんど普段着のまま出勤であった。

 最近は営業で外を回る中国人などがスーツを着るようになったためか、通勤風景にもスーツ姿は増えてきたが、今でも内勤者は圧倒的に普段着で仕事をしており、それがそのまま通勤風景になって現れている。

 中国のほとんどの会社では日本のOLさんのように会社に事務服があるわけでもなく、また出勤時にも好き勝手な服を着て出勤するのが現在のこの国のスタンダードとなっている。

 まあ私も日本にいるときは、日本のスーツ族の一員だったわけだが、9年もこっちにいるとすっかり現地に染まってしまい、スーツで出勤することは滅多になくなり、必要な時にだけ着る程度になった。

 こういった上海の風景の中で、たまに日本から出張してきたビジネスマンを見かけると、ビシッとしたスーツとネクタイ姿なので非常に目立つ。

 もちろん出張者本人たちは日本の身だしなみ文化の延長で、ここでもそのスタイルを保っているだけなのであるが、上海の風景の中で頑なにそのスタイルを守る姿は、何しろ目立ちすぎるのであって、格好いいというよりもやや滑稽さを持って映る面がある。

 しかも夜にスーツ姿で連れだってカラオケなどを飲み歩く姿は非常に目立つため、日本人だとすぐわかってしまうのである。

 こういったスーツ姿の集団は、日本国内では当たり前なのであるが、外国の自由な服装での出勤状況からみるとやはり異常な風景であり、日本のサラリーマンの集団の姿は奇異な集団に映り、あれが現代における日本人の民族衣装になってしまったのではないかという気さえするほどなのである。

 上海の出勤風景に慣れると、日本のスーツ信仰とはなんなのか、その意味を考えたくなるのである。





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