地元の地方議会議員選挙が始まっているが、正直言ってどの候補者に入れていいのかわからい。
選挙のポスターの掲示板には、多くの候補者のポスターが貼られ、いろんな顔が並んでいる。
しかしながら、どの候補者に関しても知り合いでもないし プロフィールもよくわからない。
特定の政党を支持していればその政党を基準に選ぶこともできなくはないが、地方議会となると無所属の候補者も多く、国政政党を基準で選んでも意味がない印象である。
そういった時の一つの手がかりはポスターや街頭演説となる。
このうちポスターというのは1つの判断基準としては重要な要素がある。
もちろん写真映りなど顔で決めるわけではない。
実はポスターにはそれなりに重要な判断材料が詰まっているというか示している。
まずポスターに顔と名前程度しか書かれていないような人は選択肢から外れる。
その候補者が何に取り組んでいこうとしているか全くわからないからである。
ポスターに何の問題意識を持って立候補者になっているのか、或いはあるいはどういった課題がその人の考え方の中心なのかが示してあればそれだけでも、票を託してみようという意識の判断材料になる。
ポスターに取組もうとしている抽象的な課題すら全く書いてなく、単なるスローガンだけのような候補者では、その候補者がどんなスタンスで行動しているのかが分らないのである。
そして、政治活動報告や情報発信ツールを持っていない候補者もやはり選択肢から外れるかなという気がする。
そういう候補者は、議員になることが目的で有権者の代表になるという意識が希薄に映るのである。
議員が有権者の代表という意識があれば、政務報告はノルマであろうに思う。
こういった方法で、有権者代表の意識の、薄い人を消去し、残った候補者の中から自分が関心を持つ行政課題に取り組む意欲のある人を見つける。
そして最後はその候補者の経歴や人となりやバックグラウンドを推測して、投票先を決める。
まあこうやって選んだ人が、自分が思うような政策を進めていくかどうかは分からないが、有権者としての意思選択としては必要な作業であろうには思う。
掲示板にずらっと並んだ顔写真ポスターの羅列でも、じっくり見るとそれなりに判断材料が見えてくるのである。