携帯電話を利用していると、ゲームの広告などに沢山遭遇する。
中にはお金をたくさん稼げるとか夢のようなことを語ってくる広告もあるが、真偽のほどは分からないがほとんどが怪しいと考えるべきであろう。
もちろん実際報酬を受け取れるものもあるかもしれないが、基本的には相当に苦労しないと実際の利益には辿り着けないし、物理的に最後までたどり着けないような仕組みが仕込んであるアプリも少なくないようだ。
アプリのレビューなどを見ても最後の報酬を受け取る段に近づくとポイントがほとんど貰えなくなり、基準に達しないから結局報酬を受け取れないなどインチキなルール設定も横行している状況が伺える。
そもそもこういった報酬を餌にするゲームなどは、広告を表示させることを目的にして、その餌としてゲームなどをさせている仕組みが基本になっている。
つまり広告表示料を稼ぐために、ユーザーにゲームをさせているのである。
さらにゲームの形ではなく、例えば歩くだけでポイントが溜まるなどを歌うアプリもあるが、結局は同じことであり、歩いてポイントを貯めさせているように見えて、歩いた分だけ広告を消費させることを目的としているのであって、結局は「歩くだけ」ではないのである。
そこを理解して、胴元の策略に乗って歩くことを楽しんだり、ゲームを楽しんだりすることは、決して意味の無いことではないが、それらの行為は結局広告を表示させられるためのオカズに過ぎず、本質的には広告をたくさん消費させるための仕組みに乗せられているに過ぎない。
もちろん、そういった胴元が儲かる仕組みのおかげで無償のゲームを楽しめる面もあるのだが、そこは割り切って相手の土俵に乗り必要はあるだろう。
世の中ただより高いものは無いという諺もあるが、安易に稼げる話などまずないのであり、広告を消費させられる企画であることを知った上で、アプリの仕組みに乗るべきなのである。
